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ケヴィン・スペイシー、ロビン・ウィリアムズの心臓手術成功に喜ぶ

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演技派ケヴィン・スペイシー
演技派ケヴィン・スペイシー - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『ユージュアル・サスペクツ』『アメリカン・ビューティー』でオスカー経験のある演技派ケヴィン・スペイシーが、新作映画『Shrink』(原題)について語ってくれた。本作は、妻が自殺してしまった精神科医のヘンリー(ケヴィン)と母親を亡くした黒人の女の子(キキ・パーマー)が、織り成す再生のドラマ。

 無精ヒゲを生やし、ひどい格好のキャラクターを演じたことについて。「あれは、信じられないくらい素晴らしいメークアップのおかげさ! だって、オレが格好悪いって、ごくまれだろ(笑)? 実際には、朝6時から格好悪くするメークを始めるんだ。目の周りにほとんどアザみたいなメークを施してみたり、汗なんかを付けたりして、汚らしくしたこともあったよ。それに、撮影期間中は、ほとんどヒゲをそらなかったんだ。できる限り無精ヒゲのままでいることを心掛けたんだ(笑)」とのこと。

 天才的な演技をするキキについて「彼女と演じたシーンで、僕が手紙を読んで彼女が突然泣くシーンがあるんだけど、キキが泣けなかったときがあった。カメラが2台用意され、その撮影の最中に、彼女が突然『戻ってくるから』と言って出て行ってしまったこともあった。それでもうまくいかなくて、もう一度出て行って戻ってきたら、今度は大泣きさ! 後でわかったことなんだけど、彼女の母親が、キキに悲しい思い出を話して聞かせていたらしんだ。それ以外は最高だったよ(笑)」とコメントしてくれた。

 脇役で出演しているロビン・ウィリアムズとは、ほとんど即興演技で共演した。「ロビンとは昔から知り合いで、観客は彼の即興演技を期待しているだろ? ただ、今回の僕の役は、彼のジョークを理解せずに『止めろ!』と言うタイプだからね(笑)。それが彼との共演シーンの見どころかな? それと、この間彼が心臓の手術に成功して、本当に良かったと思うよ」と仲の良さを感じさせた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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