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マイケル・マン監督が戦場カメラマンのロバート・キャパの映画を企画

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マイケル・マン監督
マイケル・マン監督 - Carlos Alvarez / Getty Images

 映画『ヒート』『インサイダー』など男臭い映画を得意とするマイケル・マン監督が、1954年に亡くなった戦場カメラマンのロバート・キャパの伝記映画を企画していると映画サイトFirstshowingが伝えた。

 映画は、スペインの女流作家スサーナ・フォルテスの小説「ウェイティング・フォー・ロバート・キャパ」(原題)を基に製作され、映画『バースデイ・ガール』のジェズ・バターワースが脚本を手掛ける。小説ではキャパだけでなく、キャパの恋人であり初の女性報道カメラマンとして知られるゲルダ・タローのことも描かれ、同じユダヤ系である二人がパリで出会い、スペイン内戦では協力して取材を行った様子などもストーリーに組み込まれる予定だ。ちなみに、ゲルダ・タローのタローは本名ではなく芸術家の岡本太郎にちなんで仕事用の名前として名乗っていた。第一次インドシナ戦争を取材中に地雷爆発に巻き込まれて亡くなったキャパに対して、タローはスペイン内戦のブルネテの戦いのときに、26歳の若さで亡くなっている。

 マイケル監督にとって、映画『ALI アリ』『パブリック・エネミーズ』に続く伝記映画となるが、マイケル監督といえば男のロマンを描くのはうまいが、女性を描くのが苦手でただのお飾り的な存在になってしまうことが多いが、今回のタローはキャパの永遠の恋人であり、異性にモテたキャパだったが亡くなった彼女を愛するあまり生涯独身を通したといわれている重要な人物なのでタローの活躍もきちんと描いてほしいものだ。

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