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次世代スターの第一候補?石黒英雄を韓国で直撃!-釜山国際映画祭

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一気に国際派俳優に?
一気に国際派俳優に? - Photo: Megumi Shibata

 第14回釜山国際映画祭(PIFF)で、韓国でも大人気という、松本光司のサバイバル・コミックを実写化した日韓合作映画『彼岸島』のワールドプレミアが行われた。行方不明の兄を探しに、吸血鬼が支配する彼岸島へ乗り込む明を演じたのは、日本で人気急上昇中の石黒英雄。監督が映画『火山高』でクォン・サンウを、映画『オオカミの誘惑』ではカン・ドンウォンをスターダムに押し上げたキム・テギュンだけに、現地メディアの注目度も高い石黒に話を聞いた。

 「韓国は初めてですが、キム・テギュン監督と行動を共にするので、いろいろな監督や役者さんと会うのが楽しみ。昨夜は監督に刺身をごちそうになりました。監督は厳しいけど温かい方。ポンとお別れするシーンでは3日間も撮影が続いて、監督に『もう泣けません』と言ったら、『大丈夫だ、おまえならできる』と手を握ってパワーをくれました」と監督との心温まるエピソードを語った。

 自身が演じたキャラクターについては、「できるお兄ちゃんにコンプレックスを持っている役。僕にもコンプレックスを感じるお兄ちゃんがいるので、素のまま演じました」とのこと。また「アクションは大好き。今回は肉体改造を要求されたので、撮影前に3か月間、体力づくりに励みました。現場でバテて、みんなに迷惑を掛けるのだけはイヤでしたから」と語り、甘いルックスに秘めた男気をのぞかせた。

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 映画『チェイサー』『オールド・ボーイ』のような骨太な映画で、クセのある役にも挑戦したいという石黒。「演技に対する貪欲(どんよく)な姿勢と情熱が素晴らしい」とキム・テギュン監督に言わしめた、彼の活躍に期待したい。(取材・文:柴田メグミ/Megumi Shibata)

映画『彼岸島』は2010年1月9日より新宿バルト9ほかにて全国公開

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