[シネマトゥデイ映画ニュース] 8日、青山ダイヤモンドホールでロマンポルノ・RETURNS完成報告記者会見が行われ、映画『団地妻 昼下がりの情事』の中原俊監督、高尾祥子、映画『後ろから前から』の増本庄一郎監督、宮内知美、日活プロデューサーの千葉善紀、株式会社スカパー・ブロードキャスティングプロデューサーの西村圭二、そしてスペシャルプレゼンターとして、女優の白川和子が登壇した。
ロマンポルノとは、1971年の映画『団地妻 昼下がりの情事』から始まり、1988年までの17年間に、映画会社の日活が社運を懸けて製作した1,133本のポルノ作品群のこと。低予算・短期間の撮影期間という悪条件の中、制作面での制約は10分に1回のカラミのシーンを入れることだけ。映画『おくりびと』の滝田洋二郎、映画『リング』の中田秀夫といった、今や日本を代表する監督だけでなく、美保純、風間杜夫、蟹江敬三などの俳優もここから羽ばたいた。まさに日本映画史を語る上で欠くことのできない伝説のプログラムだ。今回のロマンポルノの復活について中原監督は「ロマンポルノでデビューして、それから30数年ぶりにロマンポルノがやれて、本当に幸せです」とシリーズ復活に感慨深い様子だった。海外も含めて、本シリーズの反響は大きく、宮内は「撮影が終わって、新聞に発表されたときに、友人が事務所にだまされたんじゃないかと思って電話をくれたんです。(ロマンポルノという)言葉だけだと女性はびっくりしちゃいますよね。でもお芝居をしたいという気持ちが先行していたので、そこに対する壁はありませんでした。女性にも楽しめる作品になったと思います」と本作に懸ける思いを話していた。
この日は、シリーズ第1作の映画『団地妻 昼下がりの情事』に主演し、リメイク版にもゲスト出演している白川も登場。「わたしの宝物だった作品なので、(リメイクされると聞いて)最初はすごくショックでした。でも監督が中原さんだと聞いて、これは最高の作品になるなと。台本とDVDをもらったんですが、家には孫がいるので家で観ることはできなかった(笑)。でもすてきな作品になって良かった」と現在の心境をコメントし、次世代のロマンポルノを担う女優、高尾、宮内にエールを送った。
本作は、視覚だけのAVとは違い、想像力をかきたてるエロスとして人気を博したロマンポルノを、女性も楽しめることを重視し、21世紀に復活させるべく再誕生させるエロスシリーズ。劇場公開と同時に、CSのスカパー!HDによるPPV(番組単位で購入する視聴サービス)放映を行うため、女性でも気軽に鑑賞することができるのが特色だ。
ロマンポルノ・RETURNS第1弾 映画『団地妻 昼下がりの情事』は2月13日より渋谷ユーロスペースで公開
第2弾 映画『後ろから前から』は2月27日より渋谷ユーロスペースで公開
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