[シネマトゥデイ映画ニュース] 人気テレビドラマの映画版『交渉人 THE MOVIE』で、死刑囚の真里谷恭介役としてドラマ版にもレギュラー出演している城田優が、役づくりの際のインスピレーションや母親への思いなど語ってくれた。
Q:城田さんの演じる死刑囚、城田流真里谷とはどのような人物なのでしょう?
結構台本には「こいつは多重人格じゃないのか!?」と思うようないろいろなしゃべり方があったり、急にテンションが変わるようなところがあったので、それを生かしてさまざまなキャラを自分なりにつくろうと思いました。子どもみたいだったり、大人びていたり、怒っていたり、泣いていたり、急に笑い出していきなり泣き始めたり、あるいはその逆のパターンだったり……。とにかくつかみどころのない、怖くてかわいくて恐ろしい人間を作ろうと思ったんです。
Q:城田さんの国籍はスペインということですが、スペインの人たちはそれこそガン飛ばしてるのかと思うぐらい人のことをよく見ますよね?
残念ながら僕は幼少期しかスペインで過ごしていないので、スペイン人の感覚はこうなんですとは言い切れないんですが、目を見て話すというのはいいことだと思いますよ。日本人はシャイな方が多いので、街で人とぶつかっても目を見ないで「すみません」と言ったり、何も言わずに通り過ぎたりすることも多いじゃないですか。あとはハンカチ落としても誰も拾ってくれないとかね(笑)。スペインでは普通に「おい、ハンカチ落としたよ!」「あ、ごめんね!」みたいにちゃんと言ってくれるので、そういう部分はもしかしたらスペイン人に感覚が近いのかもしれませんね。
Q:お母様はスペイン人でいらっしゃるそうですが、どのような方なんですか?
うちの母は、スペインではド田舎の出身なんです。彼女は本当に語り尽くせぬほどの苦労をしながら生きてきた人で、きっと壮絶な人生を歩んできたんだなと話を聞くだけでも思います。言葉で説明されるのと、実際に味わうのとでは雲泥の差がありますから。言葉もわからない異国で5人の子どもを生んで、全員立派に育て上げて、ぼろぼろになっているおふくろを見ると本当にすごいと思いますね。尊敬という言葉は、彼女のためにあるんじゃないかと思えるぐらい母親のことは尊敬しています。
Q:その気持ちをお母様はご存じなのでしょうか?
毎年「生んでくれてありがとう」と、自分の誕生日には言っているんですけどね。今は子どもたちがプレゼントをもらう日が誕生日みたいになっていますが、本来なら自分を生んでくれたことを母親に感謝する日であるべきだと思うんですよ。僕は、いつのころからか逆にプレゼントをあげる側になっていましたね。自分がこの世に生を受け、楽しく暮らせているのはやはり命があってこそですから。もちろん父親の遺伝子も大事ですが、母親が自分の腹を痛めて生んでくれたからこそ今僕はここにいるわけですからね。
映画『交渉人 THE MOVIE』は2月11日より全国公開
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