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整形手術に失敗したような顔のエレン・バーキンが出演するコメディー

整形手術に失敗したような顔のエレン・バーキンが出演するコメディー
ミッチェル・リヒテンシュタイン監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 女性の性器に歯が生えるというコメディー・ホラー映画『Teeth』(原題)で、カルト的人気を得たミッチェル・リヒテンシュタイン監督が、デミ・ムーア出演の映画『Happy Tears』(原題)について語ってくれた。本作は、父親を看病するために故郷に戻ってきた二人の姉妹が、父親が連れ込んできた謎の女性とひと騒動起こしてしまうというドラマ。姉妹にデミ、パーカー・ポージー、父親にリップ・トーン、そして謎の女性をエレン・バーキンが演じている。

 かなり個性的な家族像が描かれているが、監督自身の伝記的要素は含まれているのだろうか? 「劇中のいくつかの出来事は、実際に起きたこと。キャラクターで言えば、リップが演じた父親は、僕の家族の誰かがモデル。パーカーが演じるジェーンのように、不幸な出来事に遭遇すると現実逃避してしまうというところは、僕に似ているかもしれないね」とリヒテンシュタイン監督。

 劇中には、個性的なキャラクターが次々と登場する。その中でも強烈な存在感を放っているのが、エレン演じるシェリーで、彼女の顔はまるで整形に失敗したかのようなグロテスクさ。「うん、あれは非常に強烈だね! 彼女は顔に醜いメイクアップを施し、ボサボサのカツラを被り、さらに歯を黄色に染めたんだ。脚本には地獄に落ちたかのようなひどさで書かれていたから、エレンも自らを強烈な役に仕立て上げていってくれたよ。彼女はプロだね!」と豪快に笑う。

 ちょうどリヒテンシュタイン監督にインタビューした時期に、酔っ払ったリップがコネティカット州の銀行を自宅と間違えて、銃を所持したまま寝てしまった事件があった。その話をするとリヒテンシュタイン監督は「あれは映画にとって最高の宣伝になった!」と豪快に笑っていた。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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