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ナオミ・ワッツ、パートナーとの別れ話はただのうわさ!新作映画のインタビューで彼を絶賛!

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ナオミ・ワッツ
ナオミ・ワッツ - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『キング・コング』や『イースタン・プロミス』などでおなじみのナオミ・ワッツが、Tribeca Film Festival(トライベッカ映画祭)に出展している新作映画『マザー・アンド・チャイルド/Mother and Child』(原題)のインタビューの中で、自らの母親としての体験を語り、パートナーであるリーヴ・シュレイバーをたたえた。

 映画『マザー・アンド・チャイルド/Mother and Child』(原題)は、35年前、少女時代に生んだ娘を里子に出した母親(アネット・ベニング)と、その娘(ナオミ・ワッツ)、そして養子を求める黒人女性(ケリー・ワシントン)の3人の女性を軸に描く感動のドラマ作品だ。ナオミはエリザベスという役で、世間をどこか冷めた目で見ていた女性が、妊娠することで変わっていく様子を演じた。

 現在二人の息子を持つナオミは、「わたしは、妊娠している状態が好きなの! 妊娠しているときこそ、自分の強さとエネルギーを感じるから。二人目の子どもを妊娠したときは大変だったけど。一人目の息子のベビーカーを押しながら二人を妊娠していたのよ。だから、ゆっくり休んでいる暇も無かったわ」と自身の妊娠中の体験を語った上で、「ただ、そのときは自分の体力に驚いたの。母親として力強く生きていると感じたわ」と彼女自身が妊娠、出産によって、母親としての成長を実感したことを明かした。その経験は、エリザベスを演じる上で役立ったようで、「今回わたしが演じたエリザベスは、常に自分の人生をコントロールしてきた役なの。だから、妊娠したときのショックは大きかったと思うのよ。でも、おなかの中の子どもの成長を見ていくうちに、女性として成長し、冷淡だった彼女が感情的にもなっていくのよ」とエリザベスという役柄を十分理解して撮影に臨めたことを語った。

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 本作で、ナオミの恋人役を演じるのはサミュエル・L・ジャクソンだ。タフなイメージの強いサミュエルが、ラブシーンもある繊細な役を演じている。「サミュエルと脚本の読み合わせをした後、次に会ったときには、わたしは彼の上に乗っていた(彼とベッドシーンの撮影をしていた)のよ! 何だか不思議な感じだったわ……(笑)。ただ、彼ほど相手を落ち着かせて、親切に接してくれる俳優は少ないと思ったわ。本当に素晴らしかったの。ただ、脚本を読んだときは、恋人役としてのイメージがわかなかったわ。ちょっと変わったキャスティングだと思ってしまったくらいなの……(笑)。でも、彼は見事にイメージを覆す演技を見せてくれたわ。わたしはこの映画に参加して本当に良かったと思ったの。彼は、知的で洗練された俳優で、共演できて本当に楽しかったわ!」とサミュエルの新境地に太鼓判を押していた。

 ナオミは先日、パートナーのリーヴ・シュレイバーとの別れ話がうわさされていたが、現在アーサー・ミラーの舞台劇「橋からのながめ/A View From the Bridge」に出演しているリーヴについて、「今回もそうだけど、リーヴはいつも素晴らしい演技をするの。彼が舞台に出演するたびに、また演技力を上げたと思うの。彼は今、批評家からの評判も高いの! 彼を舞台で観ると、誰もが彼の演技に驚かされてしまうと思うのよ。今回の彼の役は、力強さと繊細さを兼ね備えた役で、わたしはこの舞台を5回観ているけど、何度観ても彼の演技に泣かされてしまっているわ!」とリーヴの演技を絶賛した。また、リーヴの話をするナオミは、彼に対する世間の評価が高いことを心から喜んでいるようで、別れ話は単なるうわさだったように感じられた。

 ナオミの次回作は、全米を騒がせたバレリー・プレイム事件を描いた映画『フェア・ゲーム/Fair Game』(原題)で、彼女はその元女性CIA秘密工作員、バレリー・プレイムを演じている。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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