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年末の賞レースをにぎわすこと必至!格差婚リアルに描き高評価!名門ワインスタイン・カンパニーが配給(1/2)

年末の賞レースをにぎわすこと必至!格差婚リアルに描き高評価!名門ワインスタイン・カンパニーが配給
『ブルー・バレンタイン』(原題)に出演したライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ - Photo:Harumi Nakayama

 第63回カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品された『ブルー・バレンタイン』(原題)のデレク・シアンフランス監督、男優ライアン・ゴズリング、女優ミシェル・ウィリアムズがインタビューに応じた。同作品は今年の米国サンダンス映画祭で初披露されるや評判を呼び、映画『イングロリアス・バスターズ』などを手掛けた敏腕プロデューサーのハーヴェイ&ボブ・ワインスタイン兄弟による「ワインスタイン・カンパニー」が配給を買って出た話題作だ。新人監督賞(カメラ・ドール)の対象となっていたカンヌでは賞を逃したが、サンダンスからカンヌへと異例のステップアップを果たしたのは米アカデミー賞2部門を制した『プレシャス』と同パターン。年末の賞レースに向けてどこまで旋風を巻き起こすのか注目されている。

 同作品は大学生のシンディと運送業のディーンが恋におちて結婚するも、格差婚などさまざまな問題からやがて破局を迎えるまでを描く悲恋物語だ。シンプルな話ながら観る者を惹(ひ)きつけるのには理由がある。過去のシーンを手持ちで16ミリカメラを回して若いカップルの躍動する姿を追い、現在のシーンをHDカメラで心の中をのぞくように表情を捕え、両者をシンクロさせながら二人の微妙な心の距離を見せていく凝った構成。何より、ドキュメンタリー作品を数多く手がけてきたシアンフランス監督の「リアリティを大切にしたい」という演出意図を組み、ヌードはもちろん、リハーサル一切なしのド派手なケンカシーンも体当たりで演じた役者たちの迫真の演技にある。シアンフランス監督は「オープニングで娘がライアンとミシェルを起こしに行くシーンは、撮影に使った家に本当に1カ月ぐらい住み込んでいたから、前夜に深酒してソファで寝ていたところをそのままカメラを回して撮ったんだ。うそっぽい演技は嫌い。目が腫れてて醜い顔だろうが『このままでいいです』というくらいの、リアルに演じてくれる俳優たちとやりたかったんだ」と言う。

 本作のプロジェクトがスタートしたのは1998年夏。両親が離婚しているフランシス監督のトラウマから、物語のアイデアが生まれたという。2003年にはウィリアムズに、2005年にはゴズリングに出演オファーを出し、彼らと何度も話し合いながら脚本を練り上げること67稿!!  2008年にやっと撮影に漕ぎ着けた。ウィリアムズが「初めて脚本を読んだときからずっとこの作品が、私の心を捕えて離さなかった。そこまで思い入れを持てる脚本ってあまりないと思う」と言えば、ゴズリングも「監督とはいろいろ話し合った。何年もかけてこの脚本は進化したという感じ」と心底、脚本に惚れ込んでしまったようだ。


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