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板尾創路、長編映画初監督で新人賞を受賞!「怒られるような映画を作りたい」

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自身の名前を指さす板尾創路、これでもノリノリなんです。
自身の名前を指さす板尾創路、これでもノリノリなんです。

 映画『板尾創路の脱獄王』で長編映画初監督を果たし、第29回藤本賞・新人賞を受賞した板尾創路が、授賞式直後にインタビューに応じ喜びのコメントを語ってくれた。

映画『板尾創路の脱獄王』ギャラリー

 名プロデューサー、藤本真澄氏の功績をたたえて設立された藤本賞は、1981年以来、優れた映画作りを推進してきたプロデューサーと監督に贈られてきた権威ある賞。その授賞式に板尾は当然のように、白いタキシード姿で出席していた。「衣装にこだわりはないですね。こういう席ではずっとこれを着ているので、もうこれでいいかなという感じです。もともと衣装を選ぶのが面倒くさいので、一つに決めておこうかなという感じなんですよ」と彼らしい肩の力が抜けたコメント。映画界の重鎮たちが勢ぞろいした今回の授賞式の中に、一人ポンと芸人が放り込まれたことについても、「違和感を覚えますが、異質感や違和感は大好き。僕にとってはいい環境ですね」とニヤリ。

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 板尾にとって芸人としても、映画監督としても先輩である北野武は常々、「いろんな人に怒られるような映画を作りたい」とコメントしているが、板尾も「芸人の気質として、否定から入るというところが大きいんです。笑いでも何でも普通にやったら面白くないので、切り口を変えていこうとか。(武さんも)怒られるくらいがちょうどいいと思っているんじゃないですかね。僕もそう思っています」と切り出す。

 映画『板尾創路の脱獄王』のラストシーンは芸人でないと思いつかないだろうと思ったと伝えると、「ラストシーンが思い浮かんだときはこれしかないと思いました。みんなそれがいいと言ってくれるので、みんながいいと言うならええやろと思って。でも客観的に観ると、ああいうオチは駄目だと思うんです(笑)。僕は他人には勧めませんね」とにべもないコメント。しかし、このえたいの知れない感じが芸人としての板尾の魅力であり、独特な映画を生み出す源となっているのは間違いないだろう。

 実際に、藤本賞の選考委員で映画評論家の白井佳夫氏は、本作にベタぼれの様子で、「本当に感動しました。こういう才気あふれる映画を、タレントさんが製作されたということに大きな意味がある」と大絶賛。そのことについて聞くと、「もしかして(白井さんに)抱かれるんちゃうかな? それ以外考えられへん(笑)。でも、日本映画の偉い人や経験のある人に褒めてもらえるのは意外ですけど素直にうれしいですね」と喜びを隠さなかった。

映画『板尾創路の脱獄王』DVDは、7月2日よりよしもとアール・アンド・シーから発売予定(税込み:3,990円)

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