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三谷幸喜、各ジャンル7本の新作を発表!来年1年間は「三谷幸喜大感謝祭」

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来年生誕50周年!7本+αの作品に挑む三谷幸喜監督-出演者の写真と共に
来年生誕50周年!7本+αの作品に挑む三谷幸喜監督-出演者の写真と共に

 22日、東宝株式会社で、三谷幸喜2011年のラインナップ発表が行われ、来年1年間を「三谷幸喜大感謝祭」の年とすることが発表された。先月発表された新作映画『ステキな金縛り』1本のほか、舞台4本、小説1本、テレビドラマ1本、計7本を来年1年で一挙に手掛けることが発表され、出演者の顔を丸く切り抜いた写真を手に、三谷監督自身がラインナップの説明をした。また、ほかにも現在進行中の企画があるそうで、ラインナップはさらに増えることが予想される。

 現在撮影中で、今月中には撮影が終わる予定だという映画『ステキな金縛り』は、将来性ゼロの三流弁護士エミ(深津絵里)が、資産家の妻(竹内結子)殺しの裁判で、事件を目撃していた落ち武者の幽霊(西田敏行)に、証言台に立つことを頼むというファンタジー・法廷サスペンス・コメディー(そのほかの出演者は阿部寛浅野忠信中井貴一)。本作について三谷は、「本当に作りたかったものが理想的な形で出来上がりつつある」と自信を表した。また、WOWOW開局20周年ドラマとして製作される90分のスペシャルドラマ「ウォーキング・トーキング」(出演者は未定)は、全編1発撮りという舞台とテレビドラマのドッキングに挑んだ作品で、コメディー作品。しかしそのほかの作品は、コメディーから少し離れたラインナップとなった。

 「僕の基本は舞台」と話す三谷が、2011年に手掛ける4本の舞台は、石川啄木を題材とした舞台「ろくでなし啄木」(出演者は藤原竜也中村勘太郎吹石一恵)、ナチス政権下で、「映画大臣」とも呼ばれたパウル・ヨゼフ・ゲッベルスを中心に、戦前ドイツ映画界の人々を描いた舞台「国民の映画」(出演者は小日向文世段田安則白井晃石田ゆり子、シルビア・グラブ、新妻聖子今井朋彦小林隆平岳大吉田羊小林勝也風間杜夫)、ロンドン留学中、ひきこもりともいえる状態になった夏目漱石が、唯一心を通わせた女性、通称「ベッジ・パードン」(彼女の口ぐせI beg your pardon?に由来)との交流を描いた舞台「ベッジ・パードン」(出演者は野村萬斎、深津絵里、大泉洋浦井健治浅野和之)、そして舞台「笑の大学」から15年、西村雅彦近藤芳正による二人舞台「90ミニッツ」というラインナップ。「90ミニッツ」は、その名の通り究極の90分間を描く作品だが、そのほかは、史実を基にしたフィクションに。また、「いずれ映画になるといいな。各映画会社注目ですよ」と話した20年ぶりの書き下ろし小説「KIYOSU」も、織田信長の後継者を決める「清洲会議」を描いた歴史が題材の作品だ。

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 「人間ドラマがやりたい年ごろ」とラインナップの中にコメディー作品が少ないことを説明した三谷だが、「コメディーを書くのにはすごくパワーがいる。やれて60歳まで。後10年で何本芝居や映画が作れるかと考えるとあせるし、書けるうちに書いておこうと思いますね」とコメディー作品を含め、まだまだ作品を世に送り出す意欲に燃えていることを明かしてくれた。

 また、大河ドラマ「新撰組!」でも共演した藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵の3人のドロドロの恋の駆け引きが魅力の舞台「ろくでなし啄木」は、「新撰組!」をやっていた時代から藤原竜也と共に温めていた企画だと話した三谷監督。そのほかの作品も、長年映画にテレビに舞台に本に活躍してきた三谷監督がこれまでかかわってきた人々と温めてきた企画ばかりだ。三谷監督は、「たまたまなんですが、長年温めてきた企画が、来年、一気に実現することになりました。たまたまなんですが、来年は僕が50歳を迎える年。そんなわけで、2011年は『大感謝祭』の年に決めました。映画にテレビに舞台に本。僕がこれまでお世話になった、各ジャンルへの『感謝』、作品作りに力を貸してくれた、たくさんの皆さんへの『感謝』、そしてこれまで僕を支えてくれた、ファンの方々への『感謝』、もひとつ、ここまでなんとかやってきた自分への『感謝』、いろんな『感謝』を込めて、7つ(プラスα)の作品を、どどどっと贈ります。一年間、どうぞ楽しんでみて下さい」とコメントしている。

映画『ステキな金縛り』は2011年秋全国公開

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