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イケメンの忍成修吾が殺人者役に挑戦! 4時間38分の意欲作『ヘヴンズ ストーリー』の内幕は!?

イケメンの忍成修吾が殺人者役に挑戦! 4時間38分の意欲作『ヘヴンズ ストーリー』の内幕は!?
4時間38分、すごく楽しめます! 忍成修吾

 映画『感染列島』などの鬼才、瀬々敬久監督による上映時間4時間38分の話題作『ヘヴンズ ストーリー』で、殺人者の役を体当たりで演じた忍成修吾が、この壮大な物語に参加できたことの喜びと共に、役作りの苦労なども語ってくれた。

 最初にこの作品のオファーを受けた時は、まさかこんなに壮大なストーリーになるとは思っていなかったと笑う忍成修吾。脚本を読んだ段階ではオムニバス形式のような作品を想像していたらしく、「ストーリー全体に一本筋が通っていて、色々な物語が交差してひとつの大きな映画を形成していくとは思ってもみませんでした」と自分でもその内容の濃さにびっくりしたようだ。

 瀬々監督が一年という長い時間と手間をかけ、日常に突如襲い掛かる「殺人」をテーマに、人々のうつろう心模様を四季折々の風景と共に映し出した本作。その中で理由なき殺人を犯した青年ミツオ役を演じた忍成は、季節が変わるごとに分厚くなっていく脚本の追加版が届くのを楽しみにしていたという。殺人者という難役を演じるにあたり、最初は誰かを殺したいという気持ちや、それをちゅうちょなく実行するということ自体が理解ができず、もちろん共感もできなかったそうだ。「多分家族を殺されたりしたら本気で相手を殺したいと思うのかもしれませんが、今のところ人を殺したいと思った経験はないですからね」としごくまっとうな答えが返ってきた。

 現場で迷ったり悩んだりしたときは監督に相談し、そこで監督も一緒に悩んでくれたのだという。さらにミツオに妻と子どもを殺されたトモキ役の長谷川朝晴も加わり、みんなでともに悩みつつこの映画を作り上げていったのだとか。「悩んだ末に毎回その答えが見つかるというわけではないんですが、今とは違う何かが出てきそうな予感はありましたね」と話してくれた。ある意味それだけ長い時間をかけて一本の作品に向き合えるのは幸せだと思うのだが、実は監督自身がこの撮影を人一倍楽しんでいたらしく、忍成も撮影中はこの長編を「ほかの作品と違い、とてもぜいたくだと感じていました」と言う。やはりこれだけ時間をかけて撮っていると、自分も共演者もだんだん全然違う表情になっていくのがわかったそうだ。ただ、自分の演技には不満もあって、「やはり自分の演技のムラとかは自分で見ていて一番良くわかりますしね」と明かしてくれた。

 彼自身は自分が演じたミツオという役にも、そしてこの作品に登場する人々にも共感はできないが、それぞれのキャラクターに思うところはたくさんあるという。「ミツオという役に関してはきっと観ていて理解できないと思うので、共感してもらわなくてもいいと思います。逆にムカついてもらっても大丈夫ですし、彼のことをかわいそうだと思っていただいてもいいわけですし。観客の方々がこの映画を観て、何かを感じていただければそれで充分です」と語るあたりに彼の自信が垣間見える。出演者自ら長いけれど中だるみしたり、長いから疲れたという映画ではなく、すごく楽しめる映画だと太鼓判を押す本作。果たしてあなたはどう観るのだろうか!?

映画『ヘヴンズ ストーリー』は10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開


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