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内山理名が残酷な運命に翻弄される女性を熱演!平和へのメッセージが詰まった注目作

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ヒロインを熱演した内山理名
ヒロインを熱演した内山理名

 25日、映画『遠くの空』の公開初日舞台あいさつが新宿K’s cinemaで行われ、出演者の内山理名黒田福美井上春生監督が登壇し、映画の見どころを語るとともに平和へのメッセージを訴えかけた。

映画『遠くの空』場面写真

 本作では1980年に実際に韓国で起きた、民主化を求める市民や学生が軍部と衝突し、多数の死傷者を出した光州(こうしゅう)民主化運動が描かれている。その理由について井上監督は「日本は戦後65年経って平和ボケと呼ばれている。自分自身が感じるのは、平和の中にいることが平和ボケではなく、過去の歴史や悲劇にどれだけ敏感かどうか。(光州民主化運動は)30年前に韓国で起こった事件だが、当事者にとっては昨日のことのような問題。日中関係がピリピリしているが、自分たちがどういう時代に生きているのか考えて、言うべきことは言わなくてはいけない時代という感覚を持つべき」と、映画を通して国際社会の中での日本のあり方に警鐘(けいしょう)を鳴らした。

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 また、本作に出演したキム・ウンスは、実際に光州民主化運動を体験している。この日は来日できなかったキムだが、「意義のある映画に出演したことで、友人が激励のメッセージをたくさんくれた。周りから『韓国での公開はいつになるか?』と聞かれている。わたしも韓国での公開を待ちわびています」とメッセージを寄せ、本作は母国でも早くも話題になっていることを明かした。

 
 これを受けて感激したのが内山。「メッセージをいただいてうれしいです! キムさんは普段から温かくて優しくてステキな方。けど実際に光州民主化運動も体験されているので、この作品では一番熱かったです」と、キムの紳士的かつ情熱的な人柄をたたえた。そして「この映画は淡い大人のラブストーリーもあるし、家族愛もある。時間の流れがゆっくり感じられる秋にぴったりの映画。ぜひ身近な方にお勧めしていただきたいと思います」と、平和だけではない普遍的なテーマが詰まった映画であると見どころをPRしたのだった。

 『遠くの空』は韓国で働くことを夢見るヒロインが、残酷な運命に翻弄(ほんろう)される切ないラブストーリー。映画『悲しいボーイフレンド』の内山理名が、在日韓国人の母親のもとで大切に育てられた主人公の美江を演じる。

映画『遠くの空』は本日9月25日より新宿K’s cinemaほか順次全国公開

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