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自分の作品に号泣したキム兄と、主演しずるの村上純が意外にイケメンと言われ、釜山で大人気のサイン攻め!

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左から村上純(しずる)、木村祐一-第15回釜山国際映画祭(PIFF)9日
左から村上純(しずる)、木村祐一-第15回釜山国際映画祭(PIFF)9日 - Photo:Megumi Shibata

 10月9日、第15回釜山国際映画祭(PIFF)で『ワラライフ!!』が上映され、監督・脚本をつとめた木村祐一、主演の村上純(しずる)がティーチインに参加した。

 上映時に満席だった会場は、ティーチインのスタートと同時にプレス関係者が押し寄せ、立ち見が出るほどに。「自分の作品なのに、観るたびに家族を思い出して泣いてしまいます。ハンカチがおしぼり状態になりました」と木村監督があいさつすると、客席から大きな拍手が送られた。続いて、木村監督の分身・修一役にふんした村上は「大好きな作品に携われて幸せです。ただ、(子役が演じた)少年時代の修一のほうが観客にウケていた気がして……。その点がコメディアンとして心残りです」と明かし、場内の笑いを誘った。

 木村監督が企画から立ち上げた『ワラライフ!!』は、実家の引っ越しを機に、主人公の修一がさまざまな思い出を振り返る、ハートウォーミングな物語。「自分の頭の中を見てほしいとの気持ちが、作品に向かわせる」という、監督自身の体験がベースとなっている。脇役で登場する板尾創路に関する質問に、木村監督は「お互いの作品に起用し続ける約束がある」と、先輩であり親友でもある板尾との“癒着”ぶりを暴露した。

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 一方、お笑いファンとおぼしき観客から「実物のほうがイケメンですね」、「キングオブコント2010の決勝で敗れ、『爆笑レッドシアター』も終了したが、今後は本格的に俳優業を始めるのか」など、ユニークなコメントや質問が次々に寄せられたのが村上。「俳優の仕事は楽しかったから、お笑いと両立していきたいです」と苦笑しつつ、次回の“キングオブコント”優勝に闘志を燃やした。

 ティーチイン終了後、サイン攻めに遭いながらも、手ごたえを実感したような二人。木村監督は「監督にとって作品は我が子同然。手放せる喜びと同時に、心配もあって複雑な気持ちでしたが、みんなが作品と真剣に向き合い、おもしろがってくれているのが伝わり、感動しています」と語り、初海外の釜山を満喫している村上とともに会場をあとにした。
(取材・文:柴田メグミ/Megumi Shibata)

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