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首位の『SP』が100億円を目指して好発進!『プリキュア』『怪盗グルー』のアニメも初登場ランクイン!

映画週末興行成績

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『SP 野望篇』がトップに!
『SP 野望篇』がトップに! - (C) 2010「SP」プロジェクトチーム

 劇場映画を二部作に分けて公開するということはリスクも大きいが、その分爆発的なヒットになる。今週首位を獲得した映画『SP 野望篇』は、平均15.4%という深夜ドラマとして歴代1位の高視聴率を記録した、岡田准一主演人気ドラマの劇場版前編。全国394スクリーンで公開され、初日2日間の成績は動員が40万6,288人、興収が5億2,912万2,150円を突破。

革命篇も楽しみな映画『SP 野望篇』写真ギャラリー

 興収50億円突破も見える出足で、配給元の東宝では来年3月12日公開の映画『SP 革命篇』とあわせて興収100億円超えを目標にしている。本作はツイッターをフル活用した宣伝戦略が特色で、撮影時からスタッフ・キャストらがつぶやきに随時登場するなど、長期にわたってファンとの一体感を重視した宣伝活動を展開したことも今回のランキングに反映されていると思われる。また、全国フジテレビ系列でドラマ版の再放送が行われるなど、放送局のバックアップ体制も万全だった。

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2位も初登場。プリキュアシリーズの劇場版第9弾となる映画『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』は、全国163スクリーンでの上映で、初日2日間の成績は動員が18万5,354人、興収が2億339万4,700円となり、秋公開の同シリーズ作品としては歴代最高の興行成績になりそうだ。

 そして映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』は初登場で3位。本作はユニバーサル・スタジオ初の3Dアニメ作品。全国225スクリーンの初日2日間成績は動員が15万6,052人、興収2億3,580万円という結果になった。日本語吹替版に笑福亭鶴瓶と、テレビドラマ「Mother」の人気子役・芦田愛菜を起用。一般好感度の高いこの2人を前面に押し出したプロモーションが効を奏したようだ。全体の78.4%が地方の興収ということでローカルが強いのも本作の強み。配給元では「最終興収は10億円を視野に」と期待を寄せている。

 初登場組の勢いに押されて、先週のベスト5組は3ランクずつのダウンとなっている。先週のトップから4位にランクダウンしているのが、公開7週目となる映画『THE LAST MESSAGE 海猿』だ。続く5位はトム・クルーズキャメロン・ディアス共演作『ナイト&デイ』、6位は『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』、7位は『エクスペンダブルズ』で累計動員54万9,048人、累計興収6億7,674万8,800円。そして8位は公開5週目となる『大奥』で、累計動員が168万6,687人、累計興収が20億65万5,820円とついに20億円を突破した。

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そして人気シリーズの完結編にして初の3D映画『ソウ ザ・ファイナル 3D』が9位に初登場。全国103スクリーンでの初日2日間成績は動員が3万9,785人、興収6,975万1,300円という結果になった。前作対比では、興収が1.75倍、動員が1.47倍と大幅にアップ。そして公開3週目となる『桜田門外ノ変』が10位と4ランクダウン。蒼井優主演の『雷桜』は11位と、公開2週目にして圏外に落ちてしまった。

 今週末は、世界中に熱狂的なファンを持つ『エクリプス/トワイライト・サーガ』が全国公開され、ランキング入りを目指す。その他、『マチェーテ』『さらば愛しの大統領』『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』『玄牝 -げんぴん-』『マリア様がみてる』『パートナーズ』『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』といった作品も公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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