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ジブリ提供で公開決定!喜劇王ジャック・タチが娘に遺した脚本アニメーション化!

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ジャック・タチさんの真髄、ここに極まれり!
ジャック・タチさんの真髄、ここに極まれり! - (C)2010 Django Films Illusionist Ltd / Cine B / France 3 Cinema tout droits reserves

 映画『ぼくの伯父さん』で知られるジャック・タチさんの遺稿をアニメーション化した映画『イリュージョニスト』が、来春日本でも公開されることが明らかになった。本作はジャックさんが娘に遺した脚本をシルヴァン・ショメ監督がアニメ化したもので、アニー賞にもノミネートされている。

シルヴァン・ショメ監督映画『ベルヴィル・ランデブー』場面写真

 本作は、1950年代のパリを舞台に、時代遅れのマジックを披露する老手品師と、彼のことを魔法使いと信じる貧しい少女の交流を描いたアニメーション作品。アニメのアカデミー賞ともいわれるアニー賞にも作品賞を含む5部門にノミネートされ、第83回アカデミー賞長編アニメ部門の審査対象作品にも選ばれている。

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 本作は、ジャックさんが娘のために遺した脚本を基に制作された。ザ・テレグラフ紙によると、ジャックさんはドイツ占領下のパリで出会った女性との間に子を得たが、女性と結婚することはなく、生まれた娘と一緒に暮らすこともなかった。その娘へ贈った手紙の一部が本作の脚本だという。その内容は長い間公表されることがなかったが、この度、娘のソフィアさんより、ショメ監督に委ねられ、アニメーション映画化された。

 本作の老手品師と少女の関係は、ジャックさんと娘のそれを反映したものであると遺族がインタビューで明かしているように、本作にはジャックさんのエッセンスが凝縮されている。『ぼくの伯父さん』などで人生の機微を細かに描いたジャックさんならではの設定を見事にアニメーションで表現したショメ監督もアニー賞最優秀監督賞にノミネートされるなど、評判は上々の様子。日本では、三鷹の森ジブリ美術館ほかの提供で公開される。

映画『イリュージョニスト』は2011年3月26日より、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開

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