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ひめゆりの悲劇がアニメ作品に!言葉では伝わりにくい状況を視覚的に再現!

ひめゆりの悲劇がアニメ作品に!言葉では伝わりにくい状況を視覚的に再現!
ひめゆり平和祈念資料館オフィシャルサイト

 1945年の沖縄戦で看護要員として動員されたひめゆり学徒隊の悲劇が、アニメーション作品化されることが明らかになった。今回の作品制作は、ひめゆり平和祈念資料館が中心となって当時の生存者たちと共に来年6月の完成を目指して進められており、資料価値の高い作品となることが期待されている。

 これまでにも多く映画化されてきたひめゆり学徒隊だが、沖縄タイムスによると今回のアニメーション作品化は「子どもへの伝え方を工夫した方がいい」と生存者たちから提案された。「生存者がどんなに言葉で訴えても伝わらない壕(ごう)内の様子や、負傷者の傷口にわいたウジ虫などを視覚的に伝えることができる」とアニメならではの観点から制作されており、同資料館は「これまで蓄積してきた証言の文字や映像記録と並び、アニメを体験者が未来へ引き継ぐ貴重な遺産にしたい」とコメントしている。

 ひめゆり学徒隊は、1945年の沖縄戦で看護要員として動員されたものの、戦況悪化に伴い本島南端まで追い詰められ、隊の半数以上が死亡した。現在も存命中の元学徒は77人。過去には吉永小百合出演の映画『あゝひめゆりの塔』など何度も映画化されていたが、今回の作品は生存者の記憶を照合する作業から始まり、「死体を外に埋めた後、壕(ごう)へ戻るときに、後ろを振り返る様子を加えてほしい」「もっと痩せて、髪も乱れていた」「水と間違えて尿を飲んだぐらいなので、壕(ごう)はもっと暗く描いてほしい」といった生存者の記憶にある当時の状況を忠実に再現することを目指している。

 約30分になることが予定されている作品は、公募でアニメーターが選ばれ、来年6月の完成を目標に現在も制作中だ。どのような公開形態になるのかは明かされていないが、より多くの人が鑑賞できることを望みたい。


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