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是枝裕和監督も嫉妬 世間からバッシングを受けてもわが道を行く戸塚ヨットスクール校長の才能(1/2)

是枝裕和監督も嫉妬 世間からバッシングを受けてもわが道を行く戸塚ヨットスクール校長の才能
齊藤監督、阿武野プロデューサーコンビの才能に「嫉妬交じりで見ています」語った是枝裕和監督

 17日、ポレポレ東中野で、戸塚ヨットスクールの実態に迫ったドキュメンタリー映画『平成ジレンマ』のトークイベントが行われ、本作を手掛けた齊藤潤一監督、阿武野勝彦プロデューサー、そして映画監督の是枝裕和が登壇した。

 映画『誰も知らない』『空気人形』など映画監督として高い評価を受ける是枝監督だが、実はテレビ番組制作会社テレビマンユニオンに所属する、テレビディレクターとしての顔を持っている。そんな是枝監督は、「光と影 光市母子殺害事件弁護団の300日」などの社会を鋭くえぐる、東海テレビ所属の齊藤監督、阿武野プロデューサーコンビによるドキュメンタリーに心酔している様子。「テレビ界では希有(けう)なコンビ。もともとドキュメンタリーってこういう役割を持っていたと思うんです。なぜそれが、東海テレビでは可能で、東京で出来ないのか。半分嫉妬(しっと)交じりで二人を見ています」とコメント。興味津々な様子で二人の制作スタイルを聞き出していた。

 そして、トークは「稀代の悪人」として世間からバッシングを受け続けてもなお、ヨットスクールに情熱をそそぎ続ける戸塚宏校長の一本筋が通っているのは何故なのか? という話に。齊藤監督は「彼はセメント会社の役員の子どもで、ボンボンだったんですよ。あの時代に高校からヨットを始め、大学にも通ったそうです。しかも一回も(体罰で)叩かれたことのない優等生」と意外な事実を明かした。そんな体罰を受けたことのない戸塚校長の精神力を養ったのは、ヨットだったという。「こないだ(間)寛平さんが世界一周をやっていましたが、戸塚さんも太平洋横断でレースをやっていました。相当な集中力ですよね。石原(慎太郎)さんもヨットマンですが、唯一尊敬できるのは戸塚さんだったと言っているくらいですから」とコメントすると、会場からは笑いが起きた。また、本来はオリンピックに出るようなヨットマンを育成するために始まった戸塚ヨットスクールが、いつしか青少年の更正施設として機能してしまったことについて、「もちろん今も大切なんでしょうけど」と前置きしつつ、戸塚校長が「純粋なヨットスクールのころは楽しかったな」とボソッと漏らしたことを付け加える齊藤監督だった。

 ちなみに戸塚ヨットスクールを追った作品ということで、人権を大事にされる方から、なぜ戸塚ヨットスクールを取り扱うんだ、美化するつもりかというクレームがいくつかあったそうだ。阿武野プロデューサーは「この映画以来、入校したい人はいましたか? と戸塚校長に聞いたら、全然と言っていました。映画の中身をきちんと理解してもらえたのか、それとも映画の威力がないのか。でも人権を大事にされる方の意見は少々偏見なんじゃないかなということが実証されたように思います」と骨太な意見を述べていた。


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