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カップヌードルのCM「FREEDOM」制作のトップクリエイター3人が「CGとセルの今後」を熱く語る!!

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クリエイターを目指す若者にエールを送る水崎淳平(左)、森田修平(中)、永田奏(右)
クリエイターを目指す若者にエールを送る水崎淳平(左)、森田修平(中)、永田奏(右)

 27日、御茶ノ水のデジタルハリウッド東京本校にて、「アニメ革命『セル画×CG』新たなアニメーションの行く末とは?」と題したトークセッションが行われ、3DCG映像制作会社「神風動画」代表の水崎淳平氏、カップヌードルのCM「FREEDOM」で監督を務めた森田修平氏、同キャラクターアニメーションを担当した永田奏氏がアニメーション業界の行く末を語り合った。

 10年以上前から「CGはセルの代用となるのか」というテーマを考えていたという水崎。「最初は、作画が苦手としている線が多いビジュアルを試験的に試してみたり、CGが苦手としているキャラクターの顔を、かぶりもので覆ってみたりと試行錯誤を繰り返していました」と語る。そんな彼は「テーマを持って仕事に取り組み、一つずつハードルをクリアしていくことによって次の仕事につながっていくと思います」と持論を展開。

 OVA作品「KAKURENBO」や「FREEDOM」、2月25日に発売になった「コイ☆セント」の監督を務めた森田は「CG作品を作っていますが、本来一番大切なのはアニメーションがしっかりしていることだと思うんです。だからあえて『コイ☆セント』ではシンプルなキャラにしたんです。情報量の少ないキャラの方が(CGでは)難しいですからね」とCGの更なる可能性の追求に貪欲だ。

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 そんな森田の高い要求に答え続けているキャラクターアニメーションを担当している永田は「とにかく作画の雰囲気に似せる努力をしています。カメラアングルを決めた段階でバランスを整えてくのが大変ですね」とモニタで作業方法を見せながら、緻密な映像へのこだわりを披露すると、Twitter上では感嘆のコメントがつぶやかれる。

 後半はTwitter上で受け付けられた質問に3人が答える。「CGとセルの違いの問題点は?」「2Dと3Dの境界線は?」「業界的に感じている脅威は?」などの質問にそれぞれ独自の見解で丁寧な回答を続けていくが、「アニメCGは日本の強みになりえるか?」という質問には「日本はイニシアチブを発揮すると思う」(水崎)「今以上にまだまだ進んでいくと思う」(森田)「日本人全体のアニメに対する意識や潜在能力は、他国と比べるとすごく高い」(永田)と3人とも力強く答えていた。

 最後にクリエイターを目指す若い世代に対し「いろいろ見聞してアイデアをためて、それを表現してほしい」(水崎)「なかなか(アニメ業界は)厳しい環境だけど、アニメが好きな人はどんどん入ってきてほしい」(森田)「きついと思うこともあるけど、やりがいのある世界なので、頑張って目指して」(永田)とエールを送ると、会場からは拍手が起こった。

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