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井筒監督が映画を褒めまくる不思議!?毒舌封印し「どんな映画にも誉めるところがひとつはある」

井筒監督が映画を褒めまくる不思議!?毒舌封印し「どんな映画にも誉めるところがひとつはある」
井筒和幸-北海道夕張市にて - 写真:壬生智裕

 26日、北海道夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011」に協賛するスカパー! の人気番組「井筒和幸のホメシネ」公開収録がシューパロ・ライムライトで行われ、井筒和幸監督がアシスタントの福田萌とともに映画トークを行った。

 井筒監督の映画批評といえば、かつて放送されていた深夜番組のコーナー「こちトラ自腹じゃ! 」における歯に衣着せぬコメントが高い人気を集めたが、本番組は「どんな映画にも誉めるところがひとつはある」がコンセプト。「この映画はクソですよ!」というような言葉を封印し、とことん映画を褒めることが特徴となっている。この日の収録では『仁義なき戦い』『復活の日』『ヒーローショー』『スターシップ・トゥルーパーズ』『ゴッドファーザー』などについて、井筒監督ならではの毒とユーモアを交えつつも、愛情たっぷりに映画を紹介していた。

 この日の会場は超満員で、井筒監督も非常に上機嫌。『仁義なき戦い』話の収録合間には「せっかくお客さんが入っているんだから、漫談でもしないとね」と放送には乗せられない過激トーク交じりの“映画漫談”を披露した。監督の地元の大阪・道頓堀東映で行われたという当時の舞台あいさつの様子について、「客の6割はヤクザで、3割がホステスで、あとはおれらみたいなのが来るんだけど、舞台あいさつでは『これ食べて』って、菅原文太にみかんを投げますからね。そりゃすさまじいですよ。今なんかみかん投げる人なんていないもんね」と驚きの舞台あいさつだったことを明かした。

 さらにそのときに故・深作欣二監督が壇上に登場する様子をじっくりと描写する井筒監督の声にも思わず力が入る。「通路2本に新聞紙をしいていて、立ち見の超満員ですよ。前にも後ろにも行けない。横のドアというドアは開きっぱなし。客は外からも見てるから。外からもみかんを投げとった(笑)。おれたちも興奮してるけど、ヤクザさんも大興奮ですよ。それから(司会の)浜村淳さんが『最後にこの映画をお作りになりました深作監督をお呼びしています』って言うわけね。するとヤクザさんたちシーンとなるわけですよ。そこで下手から深作さん、濃いグレーのスーツでね。で、出てきた途端にウワーッ! それからは『本日はありがとうございました』ってそれだけですよ。余計な話はなし。あんなん見たら活動屋になるしかないよ。表のスターもいいけど、最後のあの人になろう、ならないかんねんってね。涙ちょちょぎれたよ」と一気に語りつくす井筒監督。映画を愛する井筒監督ならではの熱い“映画漫談”に思わず身を乗り出す会場内だった。(取材・文:壬生智裕)

この日の収録内容は3月12日にスカパー! スカチャン180ほかにて放送予定


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