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子どもは観ちゃダメ!? R-15指定の人形劇俳優・平常の新作とルーツを追ったノンフィクション番組

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俳優・脚本・演出を一人で務める平常
俳優・脚本・演出を一人で務める平常

 「R-15の人形劇」をたった一人で演じる俳優・平常を追ったノンフィクションW「R-15の人形劇? 人形劇俳優 平常の世界」が4月18日にWOWOWにて放送される。12歳でデビューを飾り、29歳となった現在も年80回の公演を行う平の原点に迫ったドキュメンタリーだ。

 若手人形劇俳優として知られる平は、演じるだけでなく、脚本や人形のデザイン、音楽、演出のすべてを一人で務めるエンターテイナー。子どものためのものという人形劇のイメージを逆手にとった大人限定・R-15の人形劇では、寺山修司の戯曲「毛皮のマリー」といった大人向け作品から、アントワーヌ・サン=テグジュペリ「星の王子さま」といった濃密な物語までを独特の世界観で表現している。もちろん、子ども向けの作品も手掛けており、子どものためのオリジナル作品は厚生労働大臣より表彰されるなど、そのレパートリーの広さも含め、評価は高い。

 今回の番組では、今年神奈川芸術劇場のこけら落とし演目の一つとして上演された新作「はなれ瞽女(ごぜ)おりん」の舞台製作過程に密着。それは一つの舞台が出来上がるまでの過程を追ったものであると同時に、幼少期から人形に魅入られ、12歳でデビューした平のルーツをめぐる物語でもある。当初観客はわずか3人しかいなかったというが、今では1,000人収容の劇場さえも満員にしてしまう平とその人形劇の魅力の一端がうかがえるノンフィクションだ。

ノンフィクションW「R-15の人形劇? 人形劇俳優 平常の世界」は4月18日夜10時よりWOWOWにて放送

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