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震災で休止していた「スタジオジブリ・レイアウト展」が46日ぶりに再開 最新作『借りぐらしのアリエッティ』も含む約1,300点の展示

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映画『崖の上のポニョ』のレイアウト
映画『崖の上のポニョ』のレイアウト - 「崖の上のポニョ」 (c) 2008 二馬力・GNDHDDT

 東日本大震災の影響で休止していた「スタジオジブリ・レイアウト展」が、4月26日より再開となった。2008年に東京都現代美術館で開幕を迎えた同展は、現在福島県立美術館にて開催中。再開初日となった26日には、スタジオジブリから来場者にイラスト色紙がプレゼントされるというサプライズもあり、待ちわびていたファンを喜ばせた。

映画『借りぐらしのアリエッティ』場面写真

 同美術館は、震災発生以降は臨時閉館の処置を取っていたが、施設の復旧作業が完了したことで4月26日より再オープン。同館館長の酒井哲朗氏は、「これまで多くの人々に希望や勇気や感動を与えてきた宮崎駿、高畑勲監督らのアニメーションの世界が、いまの福島の人々にとってなにがしかの心の支えになってくれれば、と希っています」とのコメントを寄せている。

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 同展は、2008年に東京都現代美術館で開幕して以来、大阪・徳島・名古屋・札幌・青森を巡回。現在福島県立美術館で展示中の約1,300点のレイアウトは、映画『風の谷のナウシカ』といったスタジオジブリ以前のものから、昨年公開された映画『借りぐらしのアリエッティ』までの宮崎監督の自筆レイアウトが中心となっている。トトロのおなかの上に乗れる「トトロケーション」やポニョと一緒に写真撮影ができるコーナーなど、レイアウト以外の展示も充実している。

 聞き慣れない人が多いであろうレイアウトとは、アニメーション制作の一工程で、一枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワーク、撮影処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれているもの。この工程は、宮崎、高畑両監督が初めて本格的に導入したものといわれており、同展では日本アニメ最初期のレイアウトをその目で確認することができる。(編集部・福田麗)

「スタジオジブリ・レイアウト展」は5月22日まで福島県立美術館にて開催中

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