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サタデー・ナイト・ライブのウィル・フェレルがシリアスな役に挑戦! (トライベッカ映画祭)

サタデー・ナイト・ライブのウィル・フェレルがシリアスな役に挑戦! (トライベッカ映画祭)
ウィル・フェレル

 映画『奥さまは魔女』や『主人公は僕だった』のウィル・フェレルが、新作『エブリンシング・マスト・ゴー(原題) / Everything Must Go』についてトライベッカ映画祭で、監督のダン・ラッシュとともに語った。

 同作は、アルコール依存症で失業したニック(ウィル・フェレル)は妻に愛想を尽かされ、家に鍵をかけられたまま追い出されたうえに、銀行からも金を下ろすこともできず、さらに自分の持ち物はすべて庭に放り出されていた。そこで金に困ったニックは、放置された私財を売ってしのごうとする。作家レイモンド・カーヴァーの短編小説「ホワイ・ドント・ユー・ダンス(原題) /Why don't you Dance」をベースにしている。

 レイモンド・カーヴァーの作品にはなじみがあったのかとの質問に、ウィルは「実はこの映画のベースとなった原作しか読んだことはなかったんだ。唯一読んだこの作品は素晴らしかったが、短編だったためにさらにダン監督がレイモンド・カーヴァーのエッセンスをうまく脚色してくれたと思うんだ。内容は、僕が主演した『主人公は僕だった』のようなシリアスな作品で、僕にとってはコメディではなく挑戦できる作品だと思ったんだよ」と出演経緯について語った。

 レイモンド・カーヴァーの短編を映画化することで、ダン監督はプレッシャーはあったのだろうか。「僕はレイモンド・カーヴァーのファンだから、決してひどい脚色をしたくなかったんだ。レイモンドの作品には、素晴らしい要素がたくさんあるが、特にキャラクターが話しているときといないときの構成が面白くて、それを映画にできるだけ活用することになったんだ。もちろん、映画化するプレッシャーはあったよ」と述べたダン監督は、この映画をわずか23日間で撮影したことも明かした。

 もしウィルがこの映画のようにヤードセール(庭やガレージで、私財を売ること)を催したらどんな物を売るのか、との質問には「僕は自分の持っているヘリコプターを人に売ることはできないなぁ!(ジョーク)実は、これまでヤードセールはやったことがないんだよ。ただ、過去にニューヨークからL.Aに引っ越したときに、IKEAの家具を売ろうとして、何も売れなかったことを覚えているよ!」と告白した。

 ウィルが演じるニックの隣人で、子役を演じるクリストファー・ジョーダン・ウォレスとの共演については「彼はすごく才能があって演技が自然なんだ。クリストファーの役も僕の役ニックと似ていて、家族から見離されているんだよ。ただ今回は、じっくりリハーサルをしている時間がなかったため、すぐに我々にとけ込んで演技できる子役が必要だったんだ。その点、クリストファーは最初からうまく演技をこなしていて、僕のせりふまで覚えていて、僕がせりふを忘れて確認しているときに、僕のせりふを教えてくれて、驚かされたこともあったんだ(笑)」と高く評価した。

 ウィルは今後アメリカの人気テレビドラマ「ザ・オフィス」に出演する予定である。映画は、ウィルのサタデー・ナイト・ライブやコメディ作品をこれまで観てきた方には、新鮮なウィルの演技が楽しめることになるだろう。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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