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『エンター・ザ・ボイド』のギャスパー・ノエ監督が、ガス・ヴァン・サント監督と新作でタッグか?

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ギャスパー・ノエ監督とガス・ヴァン・サント監督
ギャスパー・ノエ監督とガス・ヴァン・サント監督 - Jeff Vespa / WireImage / Getty Images(右)

 映画『アレックス』や『エンター・ザ・ボイド』などの衝撃的な作品を生み出してきたギャスパー・ノエ監督が、映画『ミルク』などでおなじみのガス・ヴァン・サントが執筆した脚本『ザ・ゴールデン・スーサイド(原題) / The Golden Suicide』の監督交渉中であることがEmpireonline.comによって明らかになった。

ギャスパー・ノエ監督映画『エンター・ザ・ボイド』場面写真

 これは、ヴァニティ・フェア誌に掲載されていたナンシー・ジョー・セールズの記事を映画化する企画で、同記事はニューヨークのアーティスト、ジェレミー・ブレイクとテレサ・ダンカンの二人の自殺は、米国政府の陰謀とサイエントロジーの影響があるとし、彼らがそれらの影響で偏執病(パラノイア)になったことが記されていた。そして、今回その記事をガス・ヴァン・サントと映画『アメリカン・サイコ』の原作を執筆した作家ブレット・イーストン・エリスが共同で脚本を担当している。

 これまでギャスパー・ノエ監督は、監督だけでなく脚本も執筆してきたが、今回は監督の依頼だけを受けているようだ。だが『アレックス』ではレイプシーン、『エンター・ザ・ボイド』では死者の観点から描いた作品を手掛けてきた個性的な監督であるため、彼がこの作品にかかわれば、どういうアプローチをするのか非常に興味深いところだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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