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ジェイミー・フォックス、タランティーノ新作に主演!解放奴隷のジャンゴというまったく新しい西部劇

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西部劇でジャンゴ役を演じるジェイミー・フォックス
西部劇でジャンゴ役を演じるジェイミー・フォックス

 映画『Ray/レイ』で迫真の演技を見せた俳優ジェイミー・フォックスが、クエンティン・タランティーノ監督の最新映画『ジャンゴ・アンチェインド(原題)/Django Unchained』で主人公ジャンゴを演じることが確実になったとDeadline.comが報じている。現在は交渉の最終段階であり、来年クリスマスの公開に向け、契約締結後はすぐ製作に移るとみられている。

 映画『Ray/レイ』でアカデミー賞主演男優賞を獲得し、最近でも映画『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』などに出演しているジェイミーが演じるのは解放された奴隷であり、タランティーノ監督の西部劇では彼がジャンゴ役を務めることになる。映画『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ演じるドイツ人の賞金稼ぎと共に、妻を守るために大農場の地主と相対することになる……というストーリーになる予定だ。地主役の候補には、レオナルド・ディカプリオが挙がっている。

 ジェイミーのほかにも、主演俳優の候補にはウィル・スミスイドリス・エルバがいたが、そのいずれもが黒人。今や西部劇の代名詞となった「ジャンゴ」は、1966年の映画『続・荒野の用心棒』でフランコ・ネロが演じた流れ者の名前に由来しているのはよく知られるところであり、イタリア人俳優のフランコはもちろん白人だ。それでありながらあえて黒人であるジェイミーをジャンゴ役に据え、解放奴隷というキャラクター付けをしているあたりに、タランティーノ監督ならではのヒネリが加えてあることが見て取れる。

 シネフィルのタランティーノ監督は、近作の映画『キル・ビル』『イングロリアス・バスターズ』では露骨に過去作を想起させるような作品づくりを行っており、本作も西部劇というフォーマットを生かしつつも、これまでの西部劇とはまったく違う作品になることは確実。公開は来年のクリスマス・シーズンを予定しており、どのような作品に仕上がるのか、世界中の映画ファンから注目が集まっている。(編集部・福田麗)

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