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山田洋次監督が吉永小百合のナレーションで初テレビドキュメンタリー!テーマは蒸気機関車

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現場をじっくりと観察する山田洋次監督
現場をじっくりと観察する山田洋次監督 - 「復活~山田洋次・SLを撮る~(仮)」より

 映画『男はつらいよ』『学校』シリーズで知られる山田洋次監督の初テレビドキュメンタリー「復活 ~山田洋次・SLを撮る~(仮)」が7月16日にNHKスペシャルで放送される。満鉄のSL技術者を父に持つ山田監督が、その魅力をよく知るSL(蒸気機関車)の修復・復活を記録した作品で、ナレーションは山田監督作品の常連である吉永小百合が務める。

 本作は、さまざまな映画作品で古き良き日本の姿をとらえ続けてきた山田洋次監督が初めて手掛けるテレビドキュメンタリー作品。戦後、日本の復興の象徴であったSLを現代によみがえらせる作業は今でも職人の勘や呼吸が物を言う世界であり、自身SL技術者の父を持つ山田監督は、その一つ一つの工程を丁寧に撮り上げている。いったんばらばらにされた2万個の部品が丹念に積み上げられて、徐々に機関車としての姿を取り戻していく姿は圧巻。東日本大震災に襲われ、復興の道のりをたどっている現代の日本人に力強いエールを送る作品となっている。

 ドキュメンタリーの中心となっているのは、2009年12月にJR大宮工場に運ばれてきた巨大なSL・C61 20。C61形蒸気機関車は1947年から1949年に33両が製造されたもので、その中のC61 20は東北機関区での営業を経た後、1974年より伊勢崎市華蔵寺公園で展示されていた。静態保存されていた機体を再び営業運転に向けて復旧するという作業にはベテランの職人から、現役時代を知らない若者まで、多くの人が携わった。山田監督は、そういった現場の人々の声に耳を傾けることで、一般論ではない現代の日本人像にまで踏み込んでいく。

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 足掛け3年にわたる記録映像だけでも注目に値するが、今回は山田監督の映画『おとうと』で主演した吉永小百合がナレーションを担当。一つ一つを地道に積み上げていく作業がいつかは大きなことを成し遂げるというその過程の詳細が、吉永の心地よい声で語られていくさまはまさに必見。SLの復旧作業をめぐるドラマをじっくり描いたドキュメンタリー作品だ。(編集部・福田麗)

NHKスペシャル「復活 ~山田洋次・SLを撮る~(仮)」は7月16日21時~22時13分にNHK総合にて放送

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