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被災地避難所で子どもたちが映像ワークショップ!短編作品2本が完成 山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映(1/2)

被災地避難所で子どもたちが映像ワークショップ!短編作品2本が完成 山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映
子どもたちが体育館でコマ撮り中!

 特定非営利活動法人・山形国際ドキュメンタリー映画祭が4月9日以降、東日本大震災の被災地での無料映画上映や、子どもたちを対象とした映像ワークショップを行っている。

 隔年で行われている同映画祭は今年で第12回大会を迎えるが、「東日本大震災を考える(仮題)」と題したプログラムを準備しており、その子どもたちが作った作品も上映される予定だ。

 同映画祭山形事務局事務局長の高橋卓也氏によると、3.11の震災で山形は大きな被害は受けなかったが、県内には福島県南相馬市から約2,000人が避難していたという。「映画人として何か出来ないか?」と考えた同映画祭スタッフたちは避難所となっていた山形市総合スポーツセンターで「アンパンマン」のテレビシリーズなどを上映したことを皮切りに、宮城県内や山形県内で週一回ペースで上映を続けてきた。

 そんな中で出会ったのが、山形出身の立体イラストレーション作家の犬飼ともさんだった。犬飼さんはもともと、海に流れ着いた流木や、家庭で不要になったモノを使ったエコロジーアートを手がけていたが、震災以降はNPOスマイルプロジェクト(http://www.watanohasmile.jp/)を立ち上げて宮城県石巻の渡波小学校を拠点に、鍋蓋や掃除機のホースなどの学校に流れ着いた“町のカケラたち”を使って、子どもたちにとって“大切なもの”へと変ぼうさせるオブジェの制作など、遊び場を作るプロジェクトを実施している。そこで同映画祭は犬飼さんに声をかけ、5月4日には渡波小で、5月5日には同湊小学校でオブジェを使ったコマ撮りアニメーションのワークショップを共同で行ったという。

 2本出来た作品はいずれも1分19秒と1分16秒と短いが子どもたちは夢中になってオブジェを作り、そしてボランティア参加していた東北芸術工科大の生徒たちに手伝ってもらいながら、思わず見た人が笑顔になってしまうような愛らしいアニメーションを作ったという。

 現在アニメは、映画の無料巡回上映の冒頭で上映し、今年の同映画祭でも上映予定だ。また子どもたちの作ったオブジェは展覧会「ワタノハスマイル~渡波小学校の子ども達が作った復興のオブジェ展~」として全国を回っている(8月5日~14日はウエスティンホテル仙台1階ギャラリーにて)。

 被災地では仮設住宅への移転が進み、続々と閉鎖する避難所が出てくるなど現地の状況は日々、大きく変化しており、まだまだ映画を観る状況にはない人も多い。しかし同映画祭は映画で少しでも笑顔を届けられたらと被災地上映の組織化と継続化を目的に、一般社団法人コミュニティセンター主催、山形県映画センターや岩手・みやこシネマリーンなどと共催で映画応援団「シネマエール東北」(http://cinema-yell-tohoku.com/)を今年6月に立ち上げたばかりだ。


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