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堺雅人、終戦記念日と3月11日を重ね「日本人にとって忘れることのできない大切な日」(1/2)

堺雅人、終戦記念日と3月11日を重ね「日本人にとって忘れることのできない大切な日」
左から、佐々部清監督、森迫永依、堺雅人、浅田次郎

 15日、太平洋戦争終結間近の日本を舞台にした映画『日輪の遺産』のジャパンプレミアが作品ゆかりの場所に近いワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘にて行われ、主演の堺雅人、森迫永依、佐々部清監督のほか、原作者の浅田次郎が登壇。平和への祈りを込めて、あえて終戦記念日となるこの日に開催したプレミアイベントについて堺は「8月15日という特別な日に、この映画にとってふるさとと言えるような、新百合ヶ丘という場所でごあいさつできることを感謝しています。いろんなメッセージが詰まった映画です」と平和の象徴であるひまわりの花に囲まれながら、作品をアピールした。

 本作はベストセラー作家・浅田次郎が自らの原点と自負し、映像化を熱望した感動作。太平洋戦争終結間近の夏、祖国の復興を願ってGHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗み出した、帝国陸軍将校たちと20名の少女たちに待ち受ける壮絶なドラマを描く。また、本作に登場する武蔵小玉市は、東京・稲城市がモデルとなっており、原作者の浅田自身が小説を書いた土地。この地に近いことから、今回新百合ヶ丘の映画館でこのプレミアイベントが行われることとなった。

 原作者の浅田は、本作の原作をはじめ、戦争をテーマとした小説をいくつか発表しているが、それらの作品に込めた思いについて「わずかな間に(戦後の)焼け野原から復興した、日本人の底力というのはどんなものなのかと考えました。それを次の世代に小説という形で送り届けていくのが(自分に)必要な仕事だというふうに思って、戦争にまつわる小説を書きました」と真摯(しんし)な表情で語った。

 また、佐々部監督は「実はおととい、(東日本大震災の)被災地の石巻市へ行ってこの映画をボランティアで上映して、被災地を歩いてきました。この被災地を僕たちは応援して、がんばらなくてはいけないと感じています。今、この映画をこうやってみなさんに送り届けられることは意義のあることで、喜びでもあります」と震災後の日本で今作が上映されることへの思いを熱く語った。

 最後に、主人公で帝国陸軍の真柴少佐を演じた堺は「8月15日も、(東日本大震災の起きた)3月11日もわれわれ日本人にとって忘れることのできない大切な日。浅田先生の『決して人ごとではなく、自分と地続きのものとして歴史をとらえなければいけない』という言葉が心に引っかかっています。今回の震災で亡くなられた方一人一人にストーリーがあって、そのことに思いをはせることが大事だと思っている。スクリーンの中にも一つ一つの物語が繰り広げられていますが、まずはその物語を堪能してください」と東日本大震災への思いを絡めながら、これから映画を観る観客にメッセージを送った。


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