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渡辺謙『ラスト サムライ』の監督が中国を舞台に万里の長城テーマの作品を監督へ

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渡辺謙のハリウッド人気の立役者の一人でもあるエドワード・ズウィック監督
渡辺謙のハリウッド人気の立役者の一人でもあるエドワード・ズウィック監督 - Fotos International / Getty Images

 トム・クルーズ渡辺謙が共演した映画『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィック監督が、米レジェンダリー・ピクチャーズが製作する、中国を代表する世界遺産「万里の長城」がテーマの作品のメガホンを取ることになったと、デッドラインが報じた。

 本作は、製作のレジェンダリー・ピクチャーズが中国映画界に進出するため、香港をベースに立ち上げた新会社レジェンダリー・イースト(伝奇東方公司)が手掛ける映画の第1作目。英語ではグレート・ウォールと呼ばれる巨大な人工建造物で、中国を代表する観光スポットの背景と建設の謎に迫る作品になるという。ブラッド・ピット主演のゾンビ映画映画『ワールド・ウォー・Z (原題) / World War Z』の原作者マックス・ブルックスと、レジェンダリー設立者のトーマス・タルが原案を務め、ズウィック監督と、長年のコンビであるマーシャル・ハースコヴィッツが脚本を手掛ける。

 製作にあたっては、トマースのほかレジェンダリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジョン・J・ジャシュニ、映画『ダークナイト ライジング』を手掛けるチャールズ・ローヴェンなどがプロデューサーを務める。また中国国内では華誼兄弟伝媒集団が、そのほかの国では米ワーナー・ブラザーズが配給を担当するという。

 レジェンダリー・イーストのアドバイザーも務めるジョンは、明治維新直後の日本を舞台に侍たちの戦いを描く『ラスト サムライ』を、歴史超大作として見事に世界市場でヒットさせ、渡辺謙の名を世界に広めたズウィック監督とマーシャルの才能を高く評価しているよう。「万里の長城」をめぐるミステリーが、どのような大作映画として製作されるのか、またどのような俳優陣が出演することになるのかも含め、今後の展開に期待したい。(編集部・入倉功一)

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