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蒼井優「今は生きやすくなりました」 映画デビューから10年を振り返り意外な告白

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胸中を語った蒼井優
胸中を語った蒼井優

 映画『洋菓子店コアンドル』に出演した蒼井優が、撮影中のエピソードや26歳を迎えて大人への階段を上っていく気持ち、人生観について語った。

映画『洋菓子店コアンドル』場面写真

 岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』(2001年公開)で同級生に援助交際を強いられる中学生という難役を見事に演じ切り、鮮烈な映画デビューを果たした蒼井。今年8月に26歳の誕生日を迎え「今は生きやすくなりました」とこの10年間を振り返る。「楽観的になってきているし、いい友達に出会えています。10代のころは年上の方に全然免疫がなかったので、うまくお話することもできませんでしたが、今は年齢や性別を超えて人付き合いをできるようになりました」と状況や気持ちに変化があったようだ。

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 また、映画『フラガール』(2006年公開)で日本アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど演技力には定評のある蒼井だが、仕事や役柄に対して受身な方だといい、「『こういう役をやってみたい』とか昔から思ったことがないんです」と意外な告白。「(自分の演技に)何か一つ信じられるものがあれば、最後まで集中して作品をやり通せるのだと思いますが、まだまだ未熟なので、こういう役をやりたいと考えることに少し遠慮する気持ちがあります」と演技や仕事に対する謙虚な姿勢をうかがわせた。

 そんな蒼井が主演を務めた本作は、鹿児島から恋人を追い掛けて上京したなつめ(蒼井)が、ひょんなことから働き始めた洋菓子店で経験する挫折や再生を描いた感動作。劇中では鹿児島弁にも挑戦し「福岡県出身なので同じ九州と思って甘く考えていましたが、初めて鹿児島弁を聞いたときは全然わからなくて驚きました。早い段階から耳で覚えたり言葉の横に音階のドレミで書いて覚えたりしました」と苦労しながら工夫を凝らし、方言を身に付けていったという。また、撮影の合間には共演者とガールズトークで盛り上がり「わたしがジブリ作品で一番好きな『魔女の宅急便』のおソノさんの声を戸田恵子さんがされていたと聞いて、すごくテンションが上がりました! あと、江口のりこさんとはおなかがいっぱいのときに『今好きな人から電話かかってきて、ご飯に誘われたらどうする?』とかお題を出し合って盛り上がりました」と楽しそうに振り返った。

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 10月に全編アイルランドで撮影を行った映画『たまたま』、2012年に映画『るろうに剣心』の公開を控えている蒼井。『るろうに剣心』では妖艶(ようえん)な女医・高荷恵役という蒼井の持つ透明感を打ち破るようなキャラクターに挑み、「わたしのビジュアルで大人っぽい役はちょっと……(笑)。モニターに映った自分を見ると、自分のカットだけホラー映画みたいです(笑)」と新鮮な自分に赤面している様子。撮影現場では「(神谷薫役の)武井咲ちゃんが大人っぽいので、参考にしています。咲ちゃんは17歳なので、9歳も年下なんですけどね」とちゃめっ気たっぷりだが、ふと考え込む横顔はドキッとするほど大人びた表情だ。来年以降も進化し続けるであろう女優・蒼井優に注目したい。

 『洋菓子店コアンドル』は東京の洋菓子店を舞台に、伝説のパティシエと上京したてのケーキ屋の娘が、人生の挫折を乗り越えて再生していく姿を描く感動ストーリー。(取材・文:中村好伸)

映画『洋菓子店コアンドル』ブルーレイ&DVDはポニーキャニオンより発売中

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