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フランシス・フォード・コッポラ、号泣!ボート事故で亡くした息子と映画の関係ついて語る

第36回トロント国際映画祭

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「親なら誰でも子どもに何かあったらそのすべては自分の責任だと思うものです」と亡くなった息子の事故を語るフランシス・フォード・コッポラ-第36回トロント国際映画祭
「親なら誰でも子どもに何かあったらそのすべては自分の責任だと思うものです」と亡くなった息子の事故を語るフランシス・フォード・コッポラ-第36回トロント国際映画祭 - Photo:Akemi Nakamura

 現在開催中の第36回トロント国際映画祭で、最新作『トゥイクスト(原題)/ Twixt 』を上映したフランシス・フォード・コッポラ監督。ヴァル・キルマーが主演で、エル・ファニングが幽霊を演じるこのゴシック物語は、キルマー演じる作家が、エドガー・アラン・ポーの霊に導かれて物語を創作していくという話だが、ボートの事故で子どもを亡くすというシーンが出てくる。

 それについて記者会見で聞かれると、コッポラは目にいっぱい涙をため、のどを詰まらせながら、この映画がいかに実の息子ジャン・カルロが22歳でボートの事故で亡くなったときのことを思い出させたのかを語った。

 「わたしはこれから作る映画はすべてパーソナルなものであるべきだと思っているんです。映画を作ることで学ぶのは、自分が今何と向き合っているのかということです。親なら誰でも子どもに何かあったらそのすべては自分の責任だと思うものです………だからこの映画を作るまで自分が24年前に起きたことにいまだにどれだけの責任を感じているのか、気付かなかったのです。この映画を作ったことによって、自分の心の底でどれだけその事故について責任を感じているのかがよくわかりました。だから、それに気付いたことに対してはすごく感謝しているのですが、だからと言ってこれから、それについて責任を感じなくなるのかと言ったらそれはわかりません」。

 さらに、『ゴッドファーザー』の続編を作るつもりはあるか? という質問には、「まったく興味がない」と。「のども乾いてないときに目の前に水があってもまったく興味ない」と語って会場を笑わせた。(取材・文:中村明美)

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