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『ロボコップ』のリメイク版を監督するジョゼ・パヂーリャ監督を直撃!新作は、リオデジャネイロのスラム街を支配する汚職警官を扱った力作!(1/2)

『ロボコップ』のリメイク版を監督するジョゼ・パヂーリャ監督を直撃!新作は、リオデジャネイロのスラム街を支配する汚職警官を扱った力作!
ジョゼ・パヂーリャ監督

 2008年にベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した傑作映画『エリート・スクワッド』(日本未公開)の続編となる新作『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』でメガホンを取ったジョゼ・パヂーリャ監督が、今回の新作と大抜擢された映画『ロボコップ』のリメイク版について語った。

 同作は、刑務所暴動事件の失態で左遷されたナシメント大佐(ヴァグネル・モーラ)は、警察署から盗まれた武器がスラム街のギャングの手に渡ったことを聞きつけ、ギャングを摘発するためにブラジル特殊部隊BOPEと捜査に乗り出すが、そこには政府もかかわっている深い落とし穴があったという社会派ドラマ作品。ちなみにこの作品は、今年のブラジル代表作としてオスカー・エントリーにも登録されている秀作だ。

 今回ジョゼ・パヂーリャ監督は、現在もブラジルのリオデジャネイロでは犯罪が多発している中で、かなりスケールの大きな映画を製作したようだ。「この新作で描かれていることが、今まさにブラジルでも起きていることなんだよ。ただ、このような大作を製作することになったのは、これまで真のブラジルを描いてきたからでもあるんだ。それは(最初に製作した)小さなドキュメンタリー映画『バス174』から始まった。あの映画では、非行少年であったストリートキッドの扱い方を大人が誤ったために、あのようなバスジャック事件を招いたことを描いた。次の『エリート・スクワッド』では、麻薬組織とエリートの特殊部隊を描いてきた。そして今作では、政府と汚職警官の癒着を描き、なぜこれほどリオデジャネイロで犯罪が多いか、これら作品を観ればよくわかると思うんだ。だから、急にスケールの大きな映画を製作したわけではなく、これまでの作品を通して、徐々にスケールの大きな作品を製作してきたわけなんだ」とブラジルの犯罪をあらゆる角度から浮き彫りにしてきた彼の一貫性には感嘆する。

 映画内で興味深いのは、汚職警官のスラム街の支配である。「ドラッグディーラーもスラム街を支配すると、まず警察と取引し始めるんだ。つまり、警察がドラッグディーラーの売り上げの一部をもらうわけだ。だから、警察もどのドラッグディーラーたちが、どこに住んでいるかわかっているのに、彼らを捕まえないのはそれが理由なんだ。だが、そんな汚職警官の中でも最も悪いのが、そんなドラッグディラーさえ排除して、汚職警官自身がそのスラム街でまるでマフィアのようにスラム街を支配して、そこで居住する人々とビジネスをやることなんだ。そのビジネスも交通やガス、さらにケーブルネットワークまで及び、そのうえもっと問題なのは、そのスラム街の人々の選挙の投票まで支配しようとすることだ。そういった汚職警官が政府と繋がっていることが、ブラジルで今いちばん問題なんだよ」と明かした。


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