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80年代のセクシー女優エレン・バーキンを直撃!久々に主役に挑戦!

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久々の主演です-エレン・バーキン
久々の主演です-エレン・バーキン - Chris Polk / filmmagic.com

 映画『シー・オブ・ラブ』や『ボーイズ・ライフ』などで知られる女優エレン・バーキンが、久々に主役を演じた新作『アナザー・ハッピー・デイ(原題) / Another Happy Day』について、サム・レヴィンソン監督とともに語った。

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 同作は、リン(エレン・バーキン)は前夫ポール(トーマス・ヘイデン・チャーチ)との間にできた長男ディランの結婚式に出席するために、結婚式の開かれる実家に戻るが、これまで失敗だらけのリンの人生を見てきた母親(エレン・バースティン)と、ポールの後妻で口うるさいパティ(デミ・ムーア)と、そして精神不安定な娘(ケイト・ボスワース)に悩まされながら、なんとか結婚式を乗り切ろうとするが、それぞれの感情が一挙に爆発してひと騒動が起きてしまうドラマ作品。監督は、映画『レインマン』などでおなじみのバリー・レヴィンソン監督の息子、サム・レヴィンソンが初監督に挑戦している。

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 エレンは、このキャラクター、リンの感情的な部分に共感が持てるそうだ。「リンはあらゆる母親を代表したキャラクターだと思う。多くの母親は自分と両親との関係よりも、よりまともな関係を子どもに望んでいるの。そのせいか、外の世界から子どもを守ろうとし過ぎて(逆に)子どもを傷つけてしまうことが時々あるの」と子どもを過保護にし過ぎることが悪影響を与えることがあるとして、さらに「もし子どもに何もかも支えたり、与えてしまったら、子どもが己を守っていくすべを忘れてしまうわ。だから、母親は常に子どもとの関係でミスを犯して、それが大きなミスだったり、逆に小さかったり、さらにトラウマになるようなことがあっても、子どもが大人になった時に、その(親の)ミスを人生に反映させて、子どもが自分よりもましな生活をすることを望んでいくべきものなの。だから、母親で子どものために正しい選択をしようと思っているのなら、わたしは何回も(子どもとの関係で)失敗しても良いと思っているの」と彼女なりの母親として見解を話した。

 監督のサム・レヴィンソンは、エレン・バーキンとの仕事について「実は、エレンにこの脚本を渡したのは撮影3年前のことで、その3年間は入念にお互いが監督、プロデューサー(エレン・バーキンはプロデューサーとしても名を連ねている)として、共にこの映画の制作を進めてきたんだ。それと、監督と俳優としても脚本について議論し、さらにどんなことについても話し合ってきて、ショットの詳細やキャラクターにまでこだわってきた。だから、セットに入る前には彼女がどのように演技するかは、すべて僕はわかっていたんだよ。だから、セットではリハーサルさえもしなかったんだ」と明かしたサムは、父親バリー・レヴィンソンと同様に、準備期間にはしっかりとした時間を費やしているようだ。

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 リンの母親ドリス役を演じた名女優エレン・バースティンとの共演について「彼女はわたしに(女優としての)導き、支援、そして勇気を与えてくれる以外に、彼女と共演すると、まるでマイルス・デイヴィスとジャズセッションをしている感じで、わたしはそんな彼女に従いながら演じているの。だから、彼女が(完成されたシーンに)導いてくれるのよ」とエレン・バースティンとの共演が相乗効果を生み出すことを話した後、「わたしのキャラクター、リンはその瞬間と瞬間を生きているため、わたし自身がキャラクターをよく把握できていないときに、彼女(エレン・バースティン)は定期的にわたしにコミュニケーションを図ってくれたわ」と述べ、近年舞台作品が多かったエレン・バーキンは、数多くの舞台作品をこなしてきたエレン・バースティンの演技へのアプローチもよく理解できると話していた。

 映画は、アンサンブルキャストを上手くまとめあげた新人監督サム・レヴィンソンの手腕と、エレン・バースティン、デミ・ムーア、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ジョージ・ケネディらが脇を固め、興味深い家族ドラマに仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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