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デヴィ夫人、金正日総書記についての報道を「偏った情報に侵されている」と批判!ウダイ・フセイン影武者の激動の半生に驚愕!

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サダム・フセインの息子の影武者として過ごした激動の人生に、夫人も驚愕-デヴィ夫人とラティフ・ヤヒア
サダム・フセインの息子の影武者として過ごした激動の人生に、夫人も驚愕-デヴィ夫人とラティフ・ヤヒア

 20日、京橋のホテル西洋銀座で映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』来日記者会見が行われ、顔が似ていることから、サダム・フセインの息子・ウダイの影武者とされていたラティフ・ヤヒアが登場、彼の語る激動の半生に、ゲストとして来場したデヴィ夫人も驚きの表情を隠せなかった。

映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』場面写真

 フセイン一族の“影武者”として4年の歳月を過ごすなど、激動の半生を生きてきたラティフ。本作はそんな彼の手記を原案に、葬られた歴史の闇にスポットを当てる衝撃作となっている。本会見は、もともと11月に行われるはずだったが、成田空港に到着したラティフは、日本への入国を拒否され本国へ送還。亡命者であるため、特別のトラベルドキュメントで入国しようとしたところ、書類に不備があったためだった。しかし、「真実を知ってもらいたい」というラティフの熱意が実り、再度の来日が実現。ラティフは晴れ晴れとした表情で「やっと日本に来ることができました、この美しい国に来られたことを感謝しております」とあいさつした。

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 ウダイは学生時代の同級生だったというラティフは、外見が似ているからという理由で影武者に選ばれてしまった。「自分から志願したわけでなく、強制された仕事でした。ウダイから、受けないとおまえの姉妹を強姦(ごうかん)してやると言われました」と独裁者の息子の驚くべき素顔を明かす。また、たとえ影武者であっても、日ごろから拷問を受けていたといい、「20年前にイラクから亡命した後も普通に眠ることはできませんでした。連日悪夢にうなされるし、イラクで目撃したことが大きな痛みとして残るため、日々つらい生活を過ごしました。拷問の痛みもいまだに残っています」と告白。

 そんなラティフは、自分の心はイラクに残っているとしながらも、「正直、イラクに自分が戻る姿は想像がつきません、もうイラクは終わった」と告白。さらに「イラクという国が、アメリカの介入なしに変ぼうを遂げてくれたらどれだけよかったか」とアメリカへの憎悪を隠さない。「最初は西洋に希望を抱いていました。発言の自由があると思っていたからです。しかし、CIAから拷問を受け、市民権を得られませんでした。彼らに協力することを拒否したからです」とコメントし、「これまでさまざまな諜報(ちょうほう)機関と話す機会がありましたが、最も教育度が低く、力量がないと感じるのがCIA。彼らにできることはふたつだけ。独裁者を支持することと、拷問すること」と痛烈な批判を繰り広げた。

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 会見の前日には、くしくも影武者の存在もうわさされてきた北朝鮮の金正日総書記が亡くなったことが世界的に報じられたばかり。死去の報について思うことがあるか聞かれたラティフ氏は、「北朝鮮については、自分がコメントすべきではない」としながらも、「後継者といわれる三男が高学歴の方だと聞いているので、北朝鮮のシステムを変え、世界の一部としてくれることを望みます」とメッセージを送った。そこで、ラティフの驚くべき半生を聞いていたデヴィ夫人も「これが世界に起きていた事実なんだということを、平和ボケをした日本の方にも知っていただきたいですね」と切り出し、「日本は、マスコミの情報に偏ったものが多いので、もう少し公正公平な見方をしていただきたい。北朝鮮の国民が地面をたたいて泣き伏せているという報道がされていましたが、それくらい彼が慕われているということです。わたしは北朝鮮に行ったことがありますから、彼が純粋にあがめられているのを見ています。これを、アメリカは洗脳されていると言うんです。マスコミまで偏った情報に侵されているのが残念ですね」と痛烈なマスコミ批判を展開していた。(取材・文:壬生智浩)

映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』は2012年1月13日全国公開

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