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菊地凛子、今だから言える映画『ノルウェイの森』で直子役を勝ち取った経緯とは?(1/2)

菊地凛子、今だから言える映画『ノルウェイの森』で直子役を勝ち取った経緯とは?
菊地凜子

 映画『青いパパイヤの香り』や『シクロ』で世界中から注目を集めたトラン・アン・ユン監督が、村上春樹のベストセラー小説「ノルウェイの森」を映画化し、これからアメリカで公開されるこの新作について、繊細な直子役を演じた菊地凛子が語った。

 同作は、現在は37歳のワタナベトオル(松山ケンイチ)は、青春時代を過ごした18年前の友人を思い出す。当時ワタナベは、友人キズキ(高良健吾)の恋人である直子(菊地凛子)に恋をしていたが、ある日キズキが自殺してしまう。彼を失った喪失感から、それぞれ別の道を歩んでいた直子とワタナベが、突如再会したことで、新たに二人の複雑な心境が交錯していくというドラマ作品。

 村上春樹の原作について「原作は、わたしが演じた直子と同じ歳に読んでいるんです。同じリンクする感覚があったんです。儚いものに惹かれるみたいなものが。ただ、大人になると言葉を見つけてきて、なんとなくそのこと(本に惹かれた理由)を説明するんですが、若い時にはそれが上手くできなかったんです。だから、最初はなんで直子が好きだったんだろ? と思っていたんです。でも、ずっとこの直子が好きで、私の気持ちの中にあったんです。それと同時に、わたしはこういう本が好きなのかと理解させてくれたのも、この原作だったんです。だから、わたしが原作を読んで10年後、この作品の映画化という時に、自分が演じてみて初めてこの原作をより理解できると思ったんですよ」と原作の直子に深い思い入れがあったようだ。

 そんな思い入れのあった作品への出演経緯について「あの『ノルウェイの森』が映画化され、それをトラン・アン・ユン監督がメガホンを取るというビッグニュースが紙面に出ていて、さらにこれから制作し、その出演俳優をオーディションで決めるみたいなことが書かれていたんです。そこで、あれ? わたし、オーディションを受けていないぞ! と思って、この映画のプロデューサーである小川さんに電話して聞いたら、わたしにフィットしないということで、そのオーディションのリストから外されていたそうなんです。でも、それはちょっとフェアじゃないと思ったのがきっかけでした!」と一度、断られた彼女は「そこで、どうしてもやらせてほしいということを何度も言ったんです。すると、トラン監督には会えないけれど、ビデオ・オーディションだけはやると言ってくれたんです。個人的には、そのオーディションをやったら勝手に満足してしまったんです。やることをやったら、すっきりしたんです。すると、次の日にトラン監督が会ってくれたんですよ。彼から、どういう風にこの演技をしたのかと聞かれたんですが、今日この場に来たのは、役がもらえるのかを聞きに来ただけで、この直子の役柄についての自分の演技のアプローチの説明をしたくはなかったんです。それをトラン監督に伝えると、トラン監督は今までそういう風に言ってきた女優はいなかったと言って、その後プロデューサーを説得してくれて、この役柄を頂けることになったんです」と彼女の強い意志から勝ち取ったようだ。


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