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第54回グラミー賞、アデルが主要3部門を含む最多6部門受賞で完全復活!ガガは無冠に終わる

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ステージ上で涙を流すアデル
ステージ上で涙を流すアデル - Kevin Winter / Getty Images

 現地時間12日、第54回グラミー賞授賞式が米ロサンゼルスにて行われ、アデルが主要3部門を含む最多6部門で受賞した。下馬評通りの“アデル・イヤー”となった今年は、フー・ファイターズが5部門、最多7部門でノミネートされていたカニエ・ウェストが4部門で受賞し、アデルに続いている。

 すでに年間最優秀楽曲、年間最優秀レコードを受賞していたアデルだが、年間最優秀アルバムでも自分の名前がコールされると、ステージ上で号泣。母親に感謝をささげると共に「今年は、わたしの人生を変える年になりました」と、のどの不調に苦しめられた一年、そしてそこから見事な復活を遂げた一年を振り返った。

 最優秀新人賞を除く主要部門を独占したアデルを筆頭に、フー・ファイターズがロック・ジャンル全4部門を含む5部門、カニエ・ウェストが4部門で受賞するなど前評判に違わぬ結果を残した一方で、6部門でノミネートされていたブルーノ・マーズ、それぞれ3部門でノミネートされていたレディー・ガガ、リアーナは無冠に終わり、明暗がはっきり分かれる形となった。

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 また、毎年グラミー賞では、この一年に亡くなった人々への追悼も行われているが、今年は授賞式前日に亡くなったホイットニー・ヒューストンさんについて、司会のLL・クール・Jをはじめ、多くの受賞者、プレゼンターが言及。急きょスケジュールを変更して、ジェニファー・ハドソンによる追悼パフォーマンスが行われるなど、会場中のすべての人々が、偉大な歌手のあまりにも突然の死を残念に思っている様子だった。

主な受賞結果は以下の通り。

年間最優秀レコード
「ローリング・イン・ザ・ディープ」 アデル

年間最優秀アルバム
「21」 アデル

年間最優秀楽曲
「ローリング・イン・ザ・ディープ」 アデル

最優秀新人賞
ボン・イヴェール

最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)
「サムワン・ライク・ユー」 アデル

最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)
「ボディ・アンド・ソウル」 トニー・ベネットエイミー・ワインハウス

最優秀ポップ・アルバム(歌唱)
「21」アデル

最優秀ロック・アルバム
「ウェイスティング・ライト」 フー・ファイターズ

最優秀ラップ・コラボレーション
「オール・オブ・ザ・ライツ」 カニエ・ウェスト

最優秀ラップ・アルバム
「マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー」 カニエ・ウェスト

最優秀サウンドトラック
「ボード・ウォーク・エンパイア:Vol.1」

(編集部・福田麗)

「第54回グラミー賞授賞式」は2月13日22時よりWOWOWにてリピート放送

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