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デンゼルの底力!最新作『セーフ・ハウス』が第2位からトップへジャンプ! -2月20日版

全米ボックスオフィス考

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「どうだっ!」 -映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』のニューヨークプレミアに出席したデンゼル・ワシントンと共演のライアン・レイノルズ
「どうだっ!」 -映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』のニューヨークプレミアに出席したデンゼル・ワシントンと共演のライアン・レイノルズ - Rob Kim / FilmMagic / Getty Images

 先週初登場第2位だったデンゼル・ワシントン主演のアクション・スリラー映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』が2,380万ドル(約19億400万円)の収益を上げて、人気恋愛映画『ザ・バウ(原題) / The Vow』をけ落としトップに輝いた。封切りから11日にして8,260万ドル(約66億800万円)の売り上げを記録している同作は、これまでのデンゼル作品の中でも映画『アメリカン・ギャングスター』に次いで2番目に高いオープニング興収を記録しており、このままいけば総額1億ドル(約80億円)の大台に乗るとみられている。(1ドル80円計算)

こちらはデンゼル・ワシントンの前作映画『アンストッパブル』写真ギャラリー

 第2位は、先週の首位から43.9パーセント収益ダウンの『ザ・バウ(原題) / The Vow』で2,310万ドル(約18億4,800万円)。本来ならバレンタインデーが入場数のピークとされている恋愛映画にしてはかなりの持久力で、19日には2010年に公開されたチャニング・テイタム主演映画『親愛なるきみへ』の総合収益8,001万ドル(約64億80万円)を超えるヒットとなった。同時に配給ソニー/スクリーン・ジェムズの歴代最高収益を記録している。

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 今週初登場で第3位につけたのは、ニコラス・ケイジ主演の人気コミックを映画化したシリーズ第2弾映画『ゴーストライダー:スピリット・オブ・ベンジェンス(原題) / Ghost Rider: Spirit of Vengeance』。3,174館で大型ロードショーし、そのうち2,352館は3D上映だというのにデビュー週末興収2,210万ドル(約17億6,800万円)では採算が合わない。これは、2007年に公開された前作の映画『ゴーストライダー』と本作の間がおよそ5年も空いていることや、最近のニコラス作品で映画『ナショナル・トレジャー』シリーズ並みの大ヒット作がないことなどがマイナスに働いているのでは……と業界内で分析されているようだ。

 第4位は、先週からワンランク落ちたものの下降率は27.1パーセントにとどめた映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』。前作の公開後同時期と比べて、すでにおおよそプラス1,400万ドル(11億2,000万円)の収益を上げており、前作の最終総合収益を超える可能性もある。第5位は新作のアクション・ラブコメ映画『Black & White/ブラック & ホワイト』で1,739万ドル(約13億9,120万円)。主演が新『スター・トレック』でカーク船長を演じたクリス・パインと、映画『インセプション』のトム・ハーディ、そしてヒロインがリース・ウィザースプーンと、若干マイナー感の漂うキャスティングだったこともデビュー第5位の要因といえそう。ちなみにスタジオジブリ作品の映画『借りぐらしのアリエッティ』が1,522館で公開され、646万ドル(約5億1,680万円)の収支を上げて、第9位にランクインしている。

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 次回のチャート予想だが大作ものはないものの、取りあえずトップ5入りしそうな新作が数本。まずはオサマ・ビンラディン殺害以来脚光を浴びているアメリカの特殊部隊ネイビーシールズの活躍を描いた映画『アクト・オブ・バラー(原題) / Act of Valor』。有名俳優は出ていないがタイミング的に上位入りしそうな気配がある。後は、コメディー映画『グッド・ディーズ(原題) / Good Deeds』。出せば当たるタイラー・ペリー銘柄なので取りあえず要チェック。

 ジェニファー・アニストンポール・ラッドのラブコメ映画『ワンダーラスト(原題) / Wanderlust』と、映画『赤ずきん』のアマンダ・セイフライド主演のサスペンス映画『ゴーン(原題) / Gone』も週末にスタンバっているが、果たしてこの2本はどこまでトップ5に食い込めるか。そして今週の日曜日は、映画ファンお待ちかねのアカデミー賞授賞式である。授賞式放映がどう客足に響くかが次回ランキングの注目ポイントになりそうである。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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