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安藤政信&ビビアン・スー出演の台湾映画『セデック・バレ』が大阪アジアン映画祭で観客賞受賞!日本公開は未定

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台湾映画『セディック・バレ』(ウェイ・ダーション監督)
台湾映画『セディック・バレ』(ウェイ・ダーション監督)

 第7回大阪アジアン映画祭の各賞が18日に発表され、安藤政信ビビアン・スーらが出演した台湾映画『セデック・バレ(原題) / Seediq Bale』(ウェイ・ダーション監督)が観客賞を受賞した。

 日本統治下時代の台湾で起こった抗日運動・霧社事件をダイナミックに描いた本作は、台湾のアカデミー賞こと金馬奨で最優秀作品賞など4部門を制し、一般市民による人気投票でも1位に輝いた話題作。プレミア上映されたベネチア国際映画祭などでは短縮された海外版で上映されたが、今回は台湾公開時と同じく『セデック・バレ 太陽旗』と『セデック・バレ 虹の橋』の2部構成の、計4時間半に及ぶ完全版で日本初上映された。

 そのために日本中から映画ファンが殺到し、計4回の上映はいずれも満席となる熱狂ぶり。上映後は、客席から自然と拍手喝采が沸き起こり、すでに台湾版を観賞済という女性も「日本語字幕のおかげで、さらに作品の理解を深めることができた」と満足気に語っていた。同作品はいまだ日本公開のめどが立っていないが、今回の受賞が追い風となりそうだ。

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 なお、ダーション監督の次回作は、1931年に台湾から全国中等学校優勝野球大会(のちの全国高校野球選手権大会)に出場し、初出場ながら決勝まで進んだ嘉義農林学校(現・国立嘉義大学)の奇跡を描く『KANO』(校名を短縮した嘉農の意味)。

 ダーション監督がプロデュースし、『セデック・バレ 太陽旗』の主演俳優マー・ジーシアンが監督を務める。デビュー作『海角七号 君想う、国境の南』、『セデック・バレ(原題) / Seediq Bale』に続く日台の歴史を紐解く3部作が完成しそうだ。(取材・文:中山治美)

その他の受賞結果は以下の通り。
●グランプリ(最優秀作品賞)
神さまがくれた娘』(インド) A.L.ヴィジャイ監督

●来るべき才能賞
ナシレマ2.0』(マレーシア) Namewee監督

●スペシャル・メンション
ラブリー・マン』(インドネシア) テディ・ソエリアットマジャ監督
刀のアイデンティティ』(中国) シュー・ハオフォン監督

●ABC賞
『神さまがくれた娘』(インド) A.L.ヴィジャイ監督

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