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カンヌ国際映画祭の出品作リストが漏えい?映画祭側が「偽リスト」と否定

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ちょっと度が過ぎるんじゃないか? - ティエリー・フレモー氏
ちょっと度が過ぎるんじゃないか? - ティエリー・フレモー氏 - Richard Bord / Getty Images

 今年5月に開催される映画の祭典、カンヌ国際映画祭の出品作品のリストが公式発表前に漏えいしたとされる問題で、映画祭側が「リストは偽物」と語っている。

 今年のカンヌ国際映画祭の公式出品作品は4月19日に発表される予定だが、それを前に、フランスのウェブサイト「Blog du Festival de Cannes」に公式出品作リストとして24作品が掲載された。出品作リストには、テレンス・マリック監督やデヴィッド・クローネンバーグ監督、ポール・トーマス・アンダーソン監督らの新作が含まれていた。リストはすぐに消されたが、映画祭ウェブサイトのブログを思わせるサイト名でもあり、公式発表前にリストが漏えいした、と報じられた。

 これに関し、映画祭ディレクターのティエリー・フレモー氏はDeadlineで、このリストについて「偽物」とコメント。「選考はわたしの頭の中にある。こういうイタズラは不愉快だね。カンヌ国際映画祭には管理規約がきちんとあって、それは守られなくてはいけない。規約を守らない人はカンヌに戻ってくることはできないんだ」と不快感を示した。また映画祭側も「カンヌ国際映画祭のウェブサイトでは、いかなるリストも漏えいしていません。我々の側には技術的ミスや間違いは起こっていません」とリストの漏えいを否定している。

 今年のカンヌ国際映画祭は、ウェス・アンダーソン監督の新作『ムーンライズ・キングダム(原題) / Moonrise Kingdom』がオープニング上映されることが決まっており、5月16日~27日まで開催予定となっている。(竹内エミコ)

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