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「アメリカのデヴィッド・ボウイ」と称されたロック歌手のドキュメンタリー映画『ジョブライアスA.D.』がプレミア上映

「アメリカのデヴィッド・ボウイ」と称されたロック歌手のドキュメンタリー映画『ジョブライアスA.D.』がプレミア上映
キーラン・ターナー監督 - Photo:Yukari Yamaguchi

 第26回ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭で、「アメリカのデヴィッド・ボウイ」 と呼ばれたロック歌手・ジョブライアスの軌跡を追うキーラン・ターナー監督ドキュメンタリー映画『ジョブライアスA.D.(原題) / Jobriath A.D.』のワールド・プレミアが開催された。レコーディングのシーンでは、若き日のリチャード・ギアがバックコーラスとして参加しているのを確認することもできる。

 有名なレーベルと契約しているロック歌手の中で初めて、ゲイであることをカミングアウトしたジョブライアス。エイズで亡くなったセレブとしても最初の1人と言われている。1983年に36歳の若さでこの世を去ったが、2004年に彼の長年のファンであるというザ・スミスの元メンバー・モリッシーがジョブライアスのCDを再発売。再び世間で注目されるようになった。ターナー監督がジョブライアスに目を付けたのも、モリッシーによる再発CDがきっかけという。

 カルト的な人気を集めるようになったジョブライアスだが、当時は大金をかけて売り出されたものの大コケし、音楽界の失敗例とみなされていた。ゲイであることを前面に押し出しすぎたことや、デヴィッド・ボウイを真似たイメージ作りなど、彼を手がけたジェリー・ブラントに失敗の原因があるとする声もある。

 本作でも、才能にあふれた若く美しい青年ブルース・ウェイン・キャンベルが、ジョブライアスとして売り出されていく過程で、当初の良さを失っていくさまが描かれている。コール・ベルリンと名前を変え、クラブでピアノの弾き語りをしながらひっそりと暮らし、エイズで亡くなっているのを発見されるという最後は痛ましい。ブラントに責めを負わせたくもなるが、ターナー監督は「必ずしもブラントだけが悪いとは思わない。売れなかったことには、いろいろな要因が重なっていると思う」と分析していた。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)


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