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無名の俳優が主演!『ジョン・カーター』『バトルシップ』超大作に無名俳優がいきなり大抜てきの真相!

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キッチュです!
キッチュです! - (C) 2011 Disney. JOHN CARTER TM ERB, Inc.

 ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品『ジョン・カーター』で主役を務め、次世代ハリウッドスターとして熱い視線を集めるテイラー・キッチュが、ほとんど無名だったにもかかわらず、なぜこれほどの超大作に抜てきされたのか、真相を探ってみた。

映画『ジョン・カーター』フォトギャラリー

 映画『スター・ウォーズ』『アバター』に多大な影響を与えた伝説的SF小説「火星のプリンセス」を映画化した本作で、地球から未知なる惑星バルスームに迷い込んだ主人公ジョン・カーターを演じ、「一体何者?」と話題沸騰中の新星テイラー・キッチュ。端正なマスクとほれぼれするような肉体美を持ち、ポスト・ジョニー・デップともウワサされるカナダ出身のイケメン俳優だ。元アイスホッケー選手で、アバクロ(アバクロンビー&フィッチ)やDIESELのモデルとして活躍した彼は、アメリカの人気ドラマ「フライデイ・ナイト・ライツ」に出演後、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のガンビット役でハリウッド・デビュー。そして、ディズニー今年一番のスペクタクル巨編である『ジョン・カーター』と、アクション大作『バトルシップ』の2本で主役に大抜てきされるという、まさにホップ・ステップ・ジャンプを地でいく逸材なのだ。

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 キッチュの主役級の才能をいち早く見いだしたのは、アニメ映画『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』を手掛け、本作で初めて実写映画に挑んだアンドリュー・スタントン監督。今回のキャスティングについて、「ほかの作品での役を連想させないように、まだ完全にはこの世に出ていない俳優を見つけたい」と考えていた監督は、「カリスマ性、ウイルス性、ダークな陰り」といった、カーター役に求めていたすべての要素を兼ね備えているキッチュに白羽の矢を立てたという。大役を引き受けたキッチュは、妻子を失った悲しい過去がありながら、未知の惑星で運命に立ち向かっていく新たなヒーロー像を見事に体現。アクションの98%を自らが成し遂げ、たぐいまれなる役者魂を見せつけた。

 しかも、物語の舞台となる惑星バルスームは地球より重力が弱く、カーターは自由自在に宙を飛び跳ねることができる設定なので、アクションの大半が過酷なワイヤー・アクション。キッチュはおよそ1年間の準備期間を肉体改造とトレーニングに費やし、撮影中はほぼ毎日ワイヤーにつられていたそうだ。鎖につながれたまま巨大モンスターを飛び越えるシーンや、全長250フィート(約76メートル)の荒野をジャンプしながら進む場面など、彼がスタントなしで挑んだアクションはどれも見応え満点! オリヴァー・ストーン監督の新作『サベージス(原題) / Savages』でも主役を務め、全世界でブレイク必至のテイラー・キッチュから、当分目が離せそうにない。(斉藤由紀子)

映画『ジョン・カーター』は2D・3D同時公開中

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