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『ピュ~ぴる』松永大司監督の新作短編映画『かぞく』がチョンジュ国際映画祭で世界から注目!

『ピュ~ぴる』松永大司監督の新作短編映画『かぞく』がチョンジュ国際映画祭で世界から注目!
松永大司監督 第13回全州(チョンジュ)国際映画祭にて - Photo:Harumi Nakayama

 ドキュメンタリー映画『ピュ~ぴる』が好評だった松永大司監督の短編『かぞく』が1日、韓国で開催中の第13回全州(チョンジュ)国際映画祭で世界から注目作を集めたシネマスケープ部門で招待上映された。同作品は新人俳優と気鋭の若手監督が世界に発進できる作品作りを目指すプロジェクト「全力映画」の第1弾で、幸先の良いスタートを切った。

 同プロジェクトは映画企画製作会社ARCvisonが主催し、昨年夏にスタート。松永をはじめ、山岡大祐、森英人、伊月肇、三宅伸行ら国際映画祭参加経験のある期待の監督たちが参加している。当初は監督たちが若手俳優を鍛えるワークショップとして始まったが、せっかくならば作品を作って劇場公開を目標にしようと短編製作を発案。さらに英語字幕を付けて、国際映画祭に出品しようと夢が膨らんでいった。全州国際映画祭には松永監督が2年前に『ピュ~ぴる』で参加していることもあって、今回の新作が選ばれたようだ。

 松永監督は「僕たち世代の監督は助監督経験がなく役者に演出を付けるという経験値が浅い。ワークショップを行いながら作品を作ることは、僕たちにとっても良い体験となった」と語る。ただし、苦悩もあったという。『かぞく』は、両親を亡くて3人で肩を寄せあいながら生きてきた兄弟が主人公で、一人が殺人事件を起こしたことから街を去ることになる20分の作品。松永監督が長編映画用に温めていた、加害者家族に焦点を当てた人間ドラマだ。

 予算の都合上、撮影はわずか2日。キャスティングはワークショップ参加者から選ばなければならず、年齢層も限られ、かつ自身のイメージに合う人選が難しかったという。松永監督は「映画を作る上で俳優の存在がいかに重要かと再認識させられましたね。しかし職業監督として活動していく以上、こういうスタイルでも作品を生み出せるようにならなければと痛感させられました」と試行錯誤しながらも得たものは大きかったようだ。

 今回のプロジェクト作品はまとめて、今夏の劇場公開が決定しているという。さらに次はどの監督作が世界へと飛び出していくのか? 「全力映画」の試みに期待したい。(取材・文:中山治美)

第13回全州国際映画祭は5月4日まで開催


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