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911経たウディ・アレン監督、3.11の被害にあった日本の方へ

911経たウディ・アレン監督、3.11の被害にあった日本の方へ
最新作『ミッドナイト・イン・パリ』について語ったウディ・アレン監督 - (C)Jason Frank Rothenberg

 世界中の映画ファンを魅了してきたウディ・アレン監督が、自身最大のヒット作となった『ミッドナイト・イン・パリ』について語った。本作は、1920年代のパリを敬愛する主人公(オーウェン・ウィルソン)がタイムスリップし、自身が心酔してやまないアーティストたちと巡り合う奇跡の日々をつづった幻想的なロマンチック・コメディー。

 1920年代のパリを表現することはさぞ困難だったのだろうと思われるが、「この時代については、僕がこれまで読んできたパリについての話や、またはヘミングウェイの作品を読んだり、またはピカソ自身について読んだり、またはその当時の音楽を聴いたりしたことから僕自身すでに知っていることが多かった」と語り、この時代について特にリサーチする必要もなかったという。

 本作にはヘミングウェイやダリなど誰もが知っている芸術家がたくさん登場するが、偉人たちに見た目が似ていて、かつ演技もできる俳優を探すことが一番大変だったと明かしたアレン監督。しかしそのキャスティングは見事の一言で、スクリーンに1920年代当時の年齢に適した偉人たちが次々と現れるさまにはただただ感嘆するばかりだ。

 第84回アカデミー賞では作品賞を含めた4部門にノミネートされ、名実共にアレン監督の集大成となった本作。見事脚本賞を受賞しながらも授賞式に出席しなかったアレン監督は、「とにかく何かに出席するのが好きじゃない」とコメント。そもそも飛行機に乗ること自体好きではないといい、映画を作るための旅行なら仕方ないが「授賞式のために旅行する必然性はないわけだからね」と、アカデミー賞に参加しない理由を明かした。

 ニューヨークを拠点として活動してきたアレン監督は911を経験している。そんなアレン監督は、3.11の被害にあった日本の方々へ「残念ながらそれが人生というものだと思うんだ。人生とは、時に退屈なものであり、そして時に非常に悲劇的でもある。人は人生においてその二つの苦痛を経験するものだと思うんだ。でも、だからこそ、それをなんとか克服しなくちゃいけない。それが起きてしまったら、自分たちにできることは本当に限られているけど、可能な限り立ち向かうべきだし、そうしているうちに、それを受け入れて、前進するしかないときがくると思うからね」とエールを送ってくれた。(編集部・市川遥)

映画『ミッドナイト・イン・パリ』は5月26日より全国公開


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