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ショーン・ペン「映画の利潤を世界平和のために」慈善活動への思いを世界に向けアピール

第65回カンヌ国際映画祭

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ときに激しい言葉を交えながらも、ストレートに思いを伝えたショーン・ペン
ときに激しい言葉を交えながらも、ストレートに思いを伝えたショーン・ペン - 写真:高松美由紀

 現地時間5月18日、俳優のショーン・ペンが、2010年1月12日にハイチで起きた大地震の救済活動を行う「J/P HRO (Haitian Relief Organization) 」の代表として、カンヌ国際映画祭で特別記者会見を開き、世界中のメディアの前に登場した。ショーンはカンヌで開催するハイチ復興支援のチャリティパーティーに出席する。

 ショーンは、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件後の2002年に作られた、「シネマ・フォー・ピース」という、映画を通して平和や自由を伝えていく組織に支持者として参加。俳優業の傍ら、積極的な平和事業に参加している著名人の一人として、社会的な認知度が高い。今回の記者会見では、世界各国から集まったメディアからのさまざまな質問に、時折強い口調で放送禁止用語を交えながらも、熱心にハイチの現状や「今、ハイチでは何か必要か」などを熱く語った。

 会見中、あるメディアがショーンに対し、「セレブの一人として……」と質問すると「君たちメディアが取り上げる『セレブ』以上に、一般のボランティアや市民がハイチ入りして現地の救済活動をしていたんだ」と語気を荒げる場面も。

 また「記者会見場の外では、子どもたちが楽しめるエンターテインメント映画『マダガスカル3』のPRでお祭りムードになっているみたいだが、こういったハリウッド映画の利潤を、もっと世界で循環させるべき。僕も自分の発信力を利用してハイチのための活動を発展・継続させていく予定。今回カンヌ国際映画祭が、僕の活動について発言する機会を与えてくれて感謝している」と述べた。

 続けて、ハイチにとって今何が必要なのか、と問われたショーンは、「教育は全ての人にとって一番大事なこと。そして、労働。世界基準の雇用を提供することで、経済が立ち直る可能性がある。アメリカには黒人奴隷制度の歴史があり、今こそハイチに恩返しをするべき。アメリカ大統領には、今後の言動に期待している」と自国の政治についてもコメントした。(記者:高松美由紀)

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