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『愛と誠』カンヌで上映!観客からは「三池はクレイジー!」「何人もいるんじゃないか?」の反応!【第65回カンヌ国際映画祭】

『愛と誠』カンヌで上映!観客からは「三池はクレイジー!」「何人もいるんじゃないか?」の反応!
『愛と誠』カンヌで上映!会場は大盛り上がりだった様子 - カンヌに掲示された英語版ポスター

 現地時間22日深夜、カンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニング部門で、三池崇史監督最新作『愛と誠』が上映された。深夜にも関わらず映画序盤から観客のテンションはマックスに。同じ三池監督の作品で昨年コンペ部門に出品された『一命』と比較して、あまりにもジャンルの異なるミュージカル調青春映画に、カンヌの観客は度肝を抜かれたようだ。

 本作は、1970年代に「週刊少年マガジン」に連載された劇画が原作になっており、これまでにも映画化されている、日本の青春恋愛物語のアイコン的存在。今回は三池崇史監督によるミュージカル調の映画化とあって、製作発表と同時に話題となっていた。不良少年の太賀誠を妻夫木聡、良家の子女である愛を武井咲が演じるほか、斎藤工や加藤清史郎、余貴美子、市村正親など、バラエティー豊かなキャストがそろっている。

 ヨーロッパには三池ファンが多く存在しており、この日もコアなファンが早くから会場の前に列をなしていた。会場内も上映前から予告編や映画の評判を聞きつけたファンの熱気に包まれ、ミュージカルナンバーと共に本編がスクリーンに映し出された途端、あちこちから観客の大笑いが。上映中は、ミュージカルシーンが終わるたびに拍手が起こり、まるでオペラ観劇のような雰囲気となっていた。

 上映終了後、作品について聞かれた観客の一人は「三池崇史監督は毎回全く違うジャンルの映画を作り出してくるが、こんな映画は生まれてはじめて観た」とコメント。映像の作り込みの素晴らしさと同時に、三池監督の才能を高く評価する声が多く、観客の満足度はおおむね高かったようだ。また、三池監督は異なるジャンルの新作をあまりにもコンスタントに発表しているため「三池監督は、本当は何人もいるんじゃないか?」と記者に疑問を投げ掛ける人も見られた。

 日本で6月の全国公開を控える本作は、1970年代の日本歌謡曲のミュージカルナンバーと、三池監督独特のパワフルな演出、キャストたちの強烈な個性が見事に融合した「日本のシュールなミュージカルアクション」という強烈なインパクトで、世界にも認められたようだ。(記者:高松美由紀)

映画『愛と誠』は6月16日より新宿バルト9ほか全国公開


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