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村上淳、永瀬正敏や加瀬亮の影響でハマッたジョン・カサヴェテスの魅力語る!「理解を超える凄さがある」

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カサヴェテス作品の魅力を語った村上淳
カサヴェテス作品の魅力を語った村上淳

 31日、俳優の村上淳が、インディペンデント映画の巨匠監督ジョン・カサヴェテスの出演作『マイキー&ニッキー』のトークイベント付き上映会に出席し、自身が敬愛してやまないカサヴェテスの魅力を語った。

映画『マイキー&ニッキー』トークイベント付き上映会フォトギャラリー

 インディペンデント映画の父と称され、1989年に59歳でこの世を去ってから今もなお世界中の映画作家に影響を与え、愛され続けているジョン・カサヴェテス。現在、日本では19年ぶりの特集上映となる「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」が開催されていること、また、カサヴェテスが俳優としてピーター・フォークと共演した映画『マイキー&ニッキー』のDVDが発売されたことを記念して、この日のイベントが行われた。

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 この日登壇した村上は、カサヴェテス作品にはまったきっかけを聞かれると「永瀬正敏君や加瀬亮君と話すと、カサヴェテスの話が出た。それから観るようになりましたね」と俳優仲間の影響であることを明かした。そして「『ラヴ・ストリームス』を観たとき、衝撃を受けた。カサヴェテス作品には、一貫して人間の濃さ、強さがある。『ラヴ・ストリームス』と『マイキー&ニッキー』には理解を超える、『そこまでか!』という凄さがあるんです。あと、単純にかっこいいですよね」と熱弁をふるった。

 さらに、「カサヴェテス作品を観ると、自分を貫き、ここまでの熱で語るような日本映画に僕もかかわらなくては、と燃えます。カサヴェテスの、もの作りに対する向き合い方は尋常じゃない。日ごろ生きるのって、社会に適合しなきゃいけないからツライですよね。でも、そのへんのバランスをとりすぎるとやはり、面白くない俳優になってしまう。だからこういう良い作品をいっぱい観て、渦巻いている状態でいたいですね」と俳優として、カサヴェテス作品から大いに刺激を受けていることを明かしていた。(古河優)

「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」はシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中
映画『マイキー&ニッキー』DVDは発売中(税込み:3,990円)

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