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長澤まさみ「美脚は、両親の愛の贈り物です」『コクリコ坂から』を皮切りとした大活躍についてコメント

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この日は美脚を封印した清楚な衣装-長澤まさみ
この日は美脚を封印した清楚な衣装-長澤まさみ

 19日に横浜市開港記念会館で行われた『コクリコ坂から』横浜特別版DVD&ブルーレイディスク発売記念プレミア上映会に出席した長澤まさみが、『コクリコ坂から』の魅力と合わせ、芸能生活13年目、25歳となった現在の心境を語った。

 『コクリコ坂から』は、1963年の横浜を舞台にした、高校生の海と俊、そしてその両親の親子2世代にわたる青春の物語。主人公・海を演じた長澤は、作品の魅力について、「この作品が描いている愛はすごくシンプル。だからこそ惹(ひ)かれるし、観ている人がどんな愛を求めているかによって、それぞれに違う思いを喚起させられる」と語り、「DVDやブルーレイになったので、いろいろな世代の人に観てほしい」とアピール。「わたしも海と俊のように、山下公園をデートで歩きたい」と、“恋人の街”横浜の魅力に目を輝かせた。

 海を演じて「トーンやテンション、テンポだけで思いを伝える分、セリフの一つ一つが大事」だと学び、「大切にセリフを言えたと思う」と1年前のアフレコを振り返った長澤。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーから「海がまさみちゃんで本当に良かった」と大絶賛された長澤だったが、実は海の声を自分のものにするまで、宮崎吾朗監督と鈴木から約半日ほどしごかれたという。そして試行錯誤の末にたどり着いたのが、“無愛想”な自分自身の素の声だった。このエピソードは、くしくも彼女自身が本作から受け取った「もっともっと自分を大切に、今の自分を生きないと」というメッセージと合致しており、声優経験が女優としての成長に一役買ったと言えそうだ。

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 それを裏付けるかのように、2011年の長澤は、本作を皮切りに初舞台、セクシーな演技で話題を集めた映画『モテキ』と大活躍。今年もすでに主演ドラマ2本が決定しており、ますます注目されている。脚光を浴びた美脚について「両親の愛の贈り物だと思っているので、褒められると素直にうれしいです」と照れ笑いした長澤。25歳となった現在の心境については「まだまだこれから。20代は一番勉強し、悩む時期。芯の強い海のような女性を目標にして、今の自分を生き、日々進んでいきたいです」と語り、幼いころ亡くした父に寄せる海の思いに触れ、「わたしにとって父は、何も言わずに見守ってくれる存在です。心配かけないようにがんばります」とかみしめるように言葉を紡いだ。(取材・文:中村美奈子)

映画『コクリコ坂から』DVD(税込み:4,935円)、ブルーレイ(税込み:7,140円)、横浜特別版(初回限定生産)DVD(税込み:5,250円)、横浜特別版(初回限定生産)ブルーレイ(税込み:7,350円)は発売中
※横浜特別版には、宮崎吾朗監督インタビュー、『コクリコ坂から』の音楽で横浜の魅力に迫る特別映像などを収録

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