タイラー・ペリーのスタジオで大火事　100人以上の消防士が駆け付ける

　5月にジョージア州アトランタにあるタイラー・ペリー・スタジオで大火事が発生し、100人以上の消防士が消火活動にあたったが、ペリー監督が先日感謝のコメントを出した。

　火事は24万平方メートル以上あるスタジオの敷地にある一つの建物で起き、飛び火はしなかったと報じられている。「出火原因は不明として記録されます。出火場所のあまりの高熱により、発火原因となったものはすべて燃えつくされました」と消防署長はアトランタ・ジャーナル・コンスティテューションにコメントしている。

　ペリー監督のウェブサイトによると、スタジオ敷地内には5つの撮影スタジオ、劇場、撮影後の編集用施設、屋外撮影セットのほかに、チャペル、池やジムなどもあるというが、火事はこの屋外セットで起きたようだ。WENNによると、セットには遠近感を持たせた張りぼてのビルが建ち並び、大きな街角が再現されていたため、駆け付けた消防士たちは街の一角が燃えているように錯覚してしまったらしい。「本物のビルじゃなく、奥行は1.5メートルしかなかったんだけど、彼らはそれを知らなかったんだ」とペリー監督はコメント。「アトランタ消防署に神のご加護がありますように。すばらしい仕事ぶりで消火をしてくれ、誰もケガをしなかった」と感謝の言葉を述べている。（澤田理沙）