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吉永小百合「あと何本やれるかわからない」67歳、映画に懸ける情熱明かす

吉永小百合「あと何本やれるかわからない」67歳、映画に懸ける情熱明かす
充実の笑みを浮かべた吉永小百合

 吉永小百合主演最新作、映画『北のカナリアたち』の撮影現場会見が7月1日、北海道・利尻島で行われ、吉永のほか、阪本順治監督、撮影担当の木村大作、子役6人が出席。吉永は、67歳で亡くなった名優・田中絹代さんの話題に触れ「わたしも(今)同じ年なんですね。今現場で映画をやらせていただいているということは本当に幸せなことだし、あと何本やれるかわからないんですけど、この映画に懸ける思いを込めたい」と熱い胸の内を明かした。

 東映創立60周年記念作品として、「告白」の湊かなえ著作「往復書簡」の第2話「二十年後の宿題」を原案に阪本監督が映画化し、吉永と初タッグを組んだ『北のカナリアたち』。北海道の離島にある小さな分校で教鞭を執る川島はる(吉永)と奇跡の歌声を持つ生徒6人に起きた悲しい事故から20年後、はるが生徒一人一人を訪ねることから真実が明らかになるさまを描いたサスペンス・ドラマ。撮影は昨年12月からの約2か月間と、今年6月から7月中旬までの冬夏二期に分けられ、稚内やサロベツ、礼文島、利尻島などの北の大地を舞台に行われている。

 撮影に費やす期間やロケーションから見ても大作といえる本作について、阪本監督は「かなりの手応えを感じています」と自信たっぷり。名カメラマン・木村とも初めて仕事を共にするが、「木村大作さんが船長で、僕が航海士のような役割」と相性の良さをうかがわせた。

 体感温度がマイナス30度にもなるという寒さ厳しい冬の北の地での撮影を振り返った吉永は「木村大作さんが『厳しさの中にこそ美しさがある』とおっしゃっていたんですけど、思っていた以上に、とてつもなく大きな厳しい冬の中での撮影でした」。しかし、「(撮影期間が)9か月ぐらいかかる本当に贅沢な作品」と満足げで「初めて東映(映画)に出させていただいた1980年の『動乱』。その時、もう一回映画の世界でしっかりと仕事がしたいと思った」と念願かなった喜びをあらわにした。

 また小学校教師役の吉永は、シーンごとの演技に迷いや疑問が生じたときは、阪本監督にメールで確認・意見交換することや、劇中で生徒に歌を教えるという立場上、「グレードアップしないといけないと思って」とボイストレーニングに通ったこと、クランクイン前に利尻富士町にある生徒8人という少人数の学校を自らの希望で見学したこと、自転車に乗るシーンのために「最近まったく乗っていなくて乗り方忘れちゃって」と練習を積んだことなどの撮影秘話も披露。積み重ねた努力もあって、「僕も映画館で観たことのない吉永さんが撮れた」と阪本監督が語る吉永の新境地を本作で観ることができる。(編集部・小松芙未)

映画『北のカナリアたち』は11月3日より全国公開


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