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矢野顕子×パット・メセニー『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』劇中歌!「PRAYER」を新たにレコーディング!

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「本当にいい曲」と「PRAYER」への思い入れを語った矢野顕子
「本当にいい曲」と「PRAYER」への思い入れを語った矢野顕子

 柴咲コウ真木よう子寺島しのぶが初共演し、トリプル主演する映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の劇中歌が、矢野顕子とアメリカ人ジャズ・ギタリストのパット・メセニー共作「PRAYER」に決定した。本作のために改めてレコーディングを行い、パーカッションが加わった同曲は、映画のクライマックスシーンを情緒豊かに彩る。

 「PRAYER」は、矢野顕子の音楽ドキュメンタリー映画『SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。』(1992年公開、坂西伊作監督)に収録された楽曲で、パットが矢野のために作曲を手掛け、矢野が作詞した共作。

 オリジナルは矢野の声とピアノのみで奏でられているが、本作の劇中歌に使用するにあたり、矢野が映画の本編映像を実際に観た上で新たにレコーディングを行った。柴咲演じるすーちゃんが友人のまいちゃん(真木)にもらったCDを聴きながら、1人で夜の東京ヘリクルージングに旅立つクライマックスシーンで登場する。

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 「風を感じる」パーカッションが加わった同曲だが、「楽曲を何にするかは、映画を作る上で大きな課題」と語った久保田修プロデューサーは、「素晴らしい歌詞と、限りなく優しく、静かに力強いこの曲はまさにクライマックスシーンに最適」と起用の理由を明かす。一方、矢野は「うれしいことだと思っています。『PRAYER』はいつでも歌いたい曲です。本当にいい曲」と自身お気に入りの楽曲が映画を彩ることに感激の様子を見せた。

 『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は、女性作家・益田ミリの「すーちゃん」シリーズを、『SOUL RED 松田優作』『人生、いろどり』の御法川修監督が映画化。10年以上の友人関係にあるかつてのバイト仲間、すーちゃん(柴咲)、まいちゃん(真木)、さわ子さん(寺島)のそれぞれが抱える事情や日常を、温かく描いたハートフル・ドラマ。井浦新(旧芸名ARATA)、染谷将太も出演している。(編集部・小松芙未)

映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は2013年春公開

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