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ベネチア国際映画祭開幕!ケイト・ハドソン、ナオミ・ワッツ登場で沿道のファン熱狂!

第69回ベネチア国際映画祭

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ベネチア映画祭開幕!ファンのサインにも快く応じ開幕を盛り上げるリーヴ・シュレイバーとナオミ・ワッツ
ベネチア映画祭開幕!ファンのサインにも快く応じ開幕を盛り上げるリーヴ・シュレイバーとナオミ・ワッツ - 写真:中山治美

 第69回ベネチア国際映画祭が現地時間29日、オープニング作品となるミーラー・ナーイル監督『ジ・リラクタント・ファンダメタリスト(原題) / The Reluctant Fundamentalist』の上映とともに開幕した。

 レッドカーペットには、出演者の米女優ケイト・ハドソンがロックバンド「ミューズ」のマシュー・ベラミー、米俳優リーヴ・シュレイバーは英女優ナオミ・ワッツとそれぞれパートナー同伴で登場し、沿道に詰めかけたファンを熱狂させた。

 米国とパキスタンが舞台の同作品は、アメリカン・ドリームを成し遂げたかのように見えたパキスタン人青年が、2001年の米国同時多発テロ事件をきっかけに、いかに人生を狂わされていったかを描いた人間ドラマ。ケイトはパキスタン青年と恋に落ちる写真家を、リーヴはCIAエージェントを演じている。

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 先に行われた記者会見で、ナーイル監督は「わたしたちはこの10年間、西洋と東洋の間に大きな壁ができてしまったことを知っている。わたしはステレオタイプではない、東西の橋渡しになるような映画を作りたかった」と本作に挑んだ理由を語った。

 ベネチア映画祭は、1932年のスタートから今年がちょうど80年の記念の年。映画祭デイレクターもマルコ・ミュラーからイタリア・トリノ国立映画美術館長のアルベルト・バルベラ氏へとバトンタッチし、映画祭会場も大幅リニューアルした。日本からはコンペティション部門に北野武監督『アウトレイジ ビヨンド』(10月6日公開)、第2コンペのオリゾンティ部門に若松孝二監督『千年の愉楽』、招待作品に黒沢清監督『贖罪』、そして故・木下恵介監督1951年の作品『カルメン故郷に帰る』が新設されたクラシック部門で上映される。受賞結果は現地時間9月8日に発表される。(取材・文:中山治美)

第69回ベネチア国際映画祭は9月8日(現地時間)までイタリアで開催

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